ぶら~りネット探訪

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『アイデン&ティティ』と『色即ぜねれいしょん』を見た

川崎市民ミュージアムで行われている『MJ’s FES みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 SINCE 1958』の関連イベントとして原作・企画等にみうらじゅん携わった映画が特集上映されていたので『アイデン&ティティ』と『色即ぜねれいしょん』を見ました。

『アイデン&ティティ』と『色即ぜねれいしょん』は監督はみうらじゅんの盟友でもある田口トモロヲで青春映画です。

『アイデン&ティティ』は2004年に公開された作品で主演は銀杏BOYZ峯田和伸です。中島はバンドブームにのってメジャーデビューしたSPEED WAYバンドのギター。自分のやりたい音楽と事務所や他のメンバーが求める音楽の間で葛藤したり大学時代から付き合っている彼女との関係で悩んだりするというお話。

峯田和伸中村獅童大森南朋、マギーの演技はもちろん良いのですが、所属事務所の社長役の岸部シロー、雑誌記者役の大杉漣、マギーがバイトしている焼き鳥屋の主人役の三上寛の演技も味わい深いものがありました。

中島の彼女役の麻生久美子は今とはイメージがかなり違い、顔がふっくらとしていて声やセリフ回しが違います。そして演技も今ひとつな感じでした。でも、初々しさがとても新鮮で非常に得した気分になりました。

脚本は宮藤官九郎で音楽は白井良明大友良英遠藤賢司宮藤官九郎大友良英、そして塩見三省も出演していたので『あまちゃん』を思い出しました。バンドブームのころのバンドマンがカメオ出演しているのもこの作品の魅力です。エンドロールでO.L.H.の佐々木“ACKY”あきひ郎の名前を発見したのですがどこに出ていたかは分かりません。

みうらじゅんとは全く関係ありませんがTM NETWORKの前身のバンドはSPEEDWAYだそうです。

色即ぜねれいしょん』はみうらじゅんの高校時代の体験を下敷きにした小説が原作になった映画。仏教系の男子校に通う乾純はギターが趣味でオリジナル曲を作り、悶々とする日々を送っていた。友人の池山と伊部に夏休みにフリー・セックスを求めて隠岐の島のユース・ホステル行ったり、学園祭でステージに立ち自作の曲を演奏するというお話。

男子高校生の悶々とした日常を淡々と描いているので全体的に起伏に乏しく、隠岐の島か学園祭かどちらか1つにエピソードを絞ったほうが良かったと思います。

純のオカン役のブルゾンちえみではなく堀ちえみの腐りかけ具合に微妙で良かったですね。純のオトンはリリー・フランキーというキャスティングも良かったですね。この作品にも大杉漣塩見三省が出ていました。宮藤官九郎は役者として出ていたました。音楽は大友良英でした。スカぽいホーンが入った曲が印象的でした。

隠岐の島のエピソードでは端役で安藤サクラが出ていました。純の家庭教師役はくるり岸田繁でした。私にとっての岸田繁は『タモリ倶楽部』の鉄道企画に出てくる人だったので、メガネを外す全く印象が違うので驚きました。ロック喫茶のママが大西ユカリだったのにも驚きました。

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