朝ドラ『ひょっこ』見ていたらシシド・カフカが出演していました。図書館にシシド・カフカのCDがあったので聞いてみました。
何年か前にプリッツのCMでドラムを叩きながら歌っていたシシド・カフカ。ミュージシャンでCDも出しているのは知っていましたが、シシド・カフカのCDを聞くのはこれが初めてです。
『トリドリ』というアルバム・タイトルどおり13曲の収録曲に8人のプロデューサーを迎えて制作された特徴なんでしょう。豪華なのか統一感がないのかよくわからない感じのアルバムです。ちなみにこのアルバムに参加しているプロデューサーで私が知っているのは亀田誠治、織田哲郎、斉藤和義だけです。『朝までsugar me』の作詞は大森靖子だそうです。
サウンド的にはギターを中心とした割りとオーソドックスな熱く疾走感のあるロックと言った曲が多い感じがします。ドラムの音は大きめですがドラム・ソロがある曲はありません。1曲目の『Obertura』はインストゥルメンタルでドラム・ソロみたいなものあります。
全体を通してシシド・カフカの歌を聞かせるような作りになっていて、正直なところ私の趣味ではありませんでした。亀田誠治がプロデュースした『さようなら あたし』と『春の約束』は亀田誠治のベースもかなり目立っていました。
そんな中でグラム歌謡みたいなサウンド、メロディの『朝までsugar me』が一番面白く感じました。70年代の沢田研二が歌っても似合いそうな曲に聞こえました。大森靖子の歌詞はそんな面白くないんのですが、逆に軽い歌詞がこの曲の魅力に繋がっていると思います。
『Don't be love feat.斉藤和義』では愛はいらないと歌っておいて、『特別な人』ではl愛は愛を生むと歌っていてこれもトリドリかと思いました。『特別な人』の歌詞は理想とは全く逆の現在のパートナーとの関係について歌った歌です。恋人は意外と背が低いみたいな感じで、最近聞いた曲の中では一番印象に残りました。
『バネのうた- feat.甲本ヒロト』は作詞作曲は甲本ヒロトも一緒に歌っています。甲本ヒロトらしい曲ですがキレイにまとまりすぎているような気もします。
朝ドラの中でシシド・カフカが『愛して愛して愛しちゃったのよ』をアカペラで歌うシーンがありました。これがけっこう感動しました。このCDの曲よりも上手く聞こえたのはアカペラだったせいなのか?ちなみに『愛して愛して愛しちゃったのよ』は和田弘とマヒナスターズ&田代美代子の曲でマヒナスターズのリードボーカルだった三原さと志は小山田圭吾の父です。