ぶら~りネット探訪

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『オデッセイ』を見た

リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演の『オデッセイ』(原題:『The Martian』)を見ました。

火星探査を行っていたアレス3のクルーは大砂嵐(力士じゃないよ)に遭遇し、火星から脱出を試みるが植物学者のマーク・トニー(マット・デイモン)が行方不明となってしまう。死んだと思われていたワトニーは生きていた。NASAもワトニーの姿を発見する。ワトニーはアレス4が来るまで行きの延びようとし、NASAもワトニーの救出に全力を尽くすというお話。

リドリー・スコットの新作を見ることができました。78歳でいまだに映画を撮り続けているのも凄いし、全く枯れた気配がないところも凄いと思います。ちなみ『マッド・マックス』のジョージ・ミラーは70歳です。リドリー・スコットのことを考えるとジョージ・ミラーもまだまだ行けると思ってしまいます。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』みたいな映画で70年代のディスコ・ミュージックがガンガンかかるという話を聞いていましたが、思ったよりディスコ・ミュージックはかかりませんでした。しかし、デビッド・ボウイの『スターマン』がかかったときは胸が熱くなりました。しかも、しっかりとフルコーラスかかったのも良かったです。ボウイの曲にはスバリ『Life on Mars』という曲もありますがこっちはかかりませんでした。

『I Will Survive』はいつかかるのかと思っていたら、「なるほど、そうきたか」という所でかかりました。『Turn the Beat Around』はグロリア・エステファンもカバーしていましたがこの映画でかかっているのはオリジナルのヴィッキ・スー・ロビンソンの方だそうです。

ワトニーの火星での一人ぼっちの生活は意外に牧歌的であまり悲壮感がない所が面白かっですね。ジャガイモを育てたり、水を作ったり、マーズ・パスファインダーを直ししたりするところは楽しそうに見えました。

宇宙船ヘルメス号の中の描写が70年代のアニメや漫画の中で描かれていたことが実写で描かれているように見えました。リドリー・スコット出世作である『エイリアン』や『ブレードランナー』はピッカピカの未来ではなく薄汚れた生活感のある未来の風景が新鮮で驚きでした。

カタルシスがしっかりある分かりやすいハッピーエンドなストーリー展開というのもリドリー・スコットの映画として珍しいですね。リドリー・スコットの映画は見終わった後にすっきりする事なんてなかった気がします。もの凄くお金のかかった『プロジェクトX』にも思えたりもしました。

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