12月9日、オーチャード・ホールで行われたキング・クリムゾンのライブを見に行ってきました。キング・クリムゾンのライブを見たのは今回が初めてです。
感動しました。私にとってキング・クリムゾンは一番好きなバンドというわけではなく、アルバムも全部聞いているというわけでもないのですが演奏の素晴らしさに感動、感激してしまいました。
ロバート・フリップが動いている姿、ロバート・フリップのギターが聞けるだけでも良かったのですが、ベースがトニー・レヴィンといのもありがたかったです。そして、今回はドラムが3人という変則的な編成でした。まぁ、ダブル・トリオの時期もあったので今回のドラムが3人という編成もそんなに特別なことではないのかもしれません。ドカドカうるさいプログレ・バンドという感じでした。
3つのドラムセットが舞台の前方にあり、ロバート・フリップやトニー・レヴィンなどは舞台の後ろで演奏するという配置がとても不思議な感じでした。トニー・レヴィンは体がデカくてベースがギターのように見えました。トニー・レヴィンがチャップマン・スティックを使ったのは1曲くらいしかなかった気がします。アップライトのエレクトリック・ベースなども使っていました。トニー・レヴィンのベースの音色は意外と丸く重いのですが、ゴツゴツした感じはありませんでした。
『エピタフ』、『21世紀の精神異常者』、『クリムゾン・キングの宮殿』、『レッド』、『スターレス』といった代表曲が演奏されて大満足でした。個人的には『放浪者 – Exiles』が演奏されたのが嬉しかったです。欲を言うと『ディシプリン』や『待ってください』も聞きたかったですね。
ジャッコ・ジャクスジクのボーカルは全く違和感はありませんでした。『エピタフ』も『スターレス』も『21世紀の精神異常者』も歌いこなしていました。ツアーパンフでジャッコ・ジャクスジクの姿を確認したら20年くらい前のジミー・ペイジという感じでした。
ツアーパンフのトニー・レヴィンがチャップマン・スティックが描かれてTシャツを着ている写真や今回のメンバー7人となぜか山羊が写っている写真が良かったです。山羊と写っているしゃる写真でのロバート・フリップの満面の笑顔が特に良いですね。
客席は9割くらい埋まっていました。客席のスーツ率はかなり高かったです。アンコール前だったかにスマホなどでの撮影がOKとなるコーナーがありました。トニー・レヴィンがカメラをかまえると撮影がOKになるというサインでした。
7時15分くらいにスタートして9時30分くらいに終演となりました。今回のツアーは東京、大阪、名古屋そしてなぜか高松も行くそうです。ロバート・フリップが讃岐うどんを食べるために高松に行くのではないかという噂があります。