第1回サウジアラビアロイヤルカップを見に行った
東京競馬場で行われた第1回サウジアラビアロイヤルカップを見に行ってきました。
レースは道中、中団を進み直線で早めに抜け出した4番人気ブレイブスマッシュがゴール前で強襲した1番人気イモータルを抑え優勝しました。3着には2番人気のアストラエンブレムが入りました。
ブレイブスマッシュは父トーセンファントム、母トーセンスマッシュ、母の血トウカイテイオーという渋い血統。トーセンファントムはGⅠ勝ちはおろか重賞勝ちもありません。しかし、2009年のいちょうステークスを勝っています。この事実は知ったののはレースが終わった後でした。ちなみトーセンファントムの父はネオユニヴァース、馬主は「トーセン」の冠号でお馴染みの島川隆哉氏。
第1回サウジアラビアロイヤルカップは2歳馬の1600メートルの重賞として新設されたレースです。オープン特別「いちょうステークス」が重賞に格上げされたレースです。1600メートルの時の勝ち馬にはサンエイサンキュー、ヤマニンパラダイス、エアグルーヴ、メジロドーベルといった馬がいます。1800メートルになってからの勝ち馬にはイスラボニータがいます。
秋の東京開催の2歳馬の重賞は京王杯、東スポ杯、2012年に新設された牝馬限定のアルテミスステークスがあります。そして今年、サウジアラビアロイヤルカップが新設されました。中山の芙蓉ステークスを重賞にした方が良かったような気もします。
それにしてもサウジアラビアロイヤルカップはレース名が長すぎます。マイルCS、NZTみたいな略し方はないのかと思っていたら、JRAのサイトではサウジアラビアRCとなっていました。
国名が付いた重賞レースと言えばアルゼンチン共和国杯、ニュージーランドトロフィーなんどが思い浮かびます。ブラジルカップ、オーストラリアトロフィーというレースもありますが重賞ではありません。
この日は常磐自動車道の事故の影響で1レースの発走時刻が1時間繰り下げられていました。昼休みはなかったのですが、12時すぎにサウジアラビア王国の国家が演奏されていました。サウジアラビアRCのパドックには民族衣装を着たサウジアラビアのVIPの姿もありました。
5レースの新馬戦では2番人気のワンブレスアウェイが新馬勝ちをきめていました。この馬はキャットコインの全妹です。毛色は黒鹿毛で馬体重も476キロもあり、見た目は姉とは全く似ていません。しかし、これは無理かなという所からゴール前で差しきるという勝ち方が姉の新馬戦とそっくりでした。
来週は秋華賞ですが、ミッキークイーン、トーセンビクトリー、 タッチングスピーチが中心になりそうですね。ルージュバックは秋華賞には登録していません。