ぶら~りネット探訪

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Perfumeの『LEVEL3』を聞いた

Perfumeユニバーサルミュージックに移籍して初めてのアルバム『LEVEL3』を聞いてみました。

Perfumeの曲はいつの間にかiTunesで買えるようになっていました。私は初回限定のDVD付のCDを買ってしまいました。

『LEVEL3』を初めて聞いたときは正直、ちょっと地味な仕上がりだと思いました。私の勝手なPerfumeのイメージは弾けるようなカラフルなポップだったので、『LEVEL3』は地味に感じたのかもしれません。

なので、私がこのアルバムで一番好きなのは『だいじょばない』です。J-POPというか歌謡曲的なフォーマットほとんど無視してほとんど一つのフレーズというかリフで押し切ってしまうところが爽快で素敵です。ファンクとかではこの手の曲はたまにあります。

『だいじょばない』は元々『未来のミュージアム』のカップリング曲で、『未来のミュージアム』は映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』の主題歌でした。『未来のミュージアム』は80年代テクノ歌謡の雰囲気を感じさせる曲ですね。大貫妙子の『メトロポリタン美術館』や『ピーターラビットとわたし』といったところを思い出します。

『ポイント』のリズムは90年代にちょっとだけ流行った「ジャングル」みたいな感じがします。H Jungle with tの『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント』みたいなリズムということです。私は「ジャングル」よりも「ドラムンベース」の方が好きでした。

『ふりかえるといるよ』のリズムはちょっとレゲエ風味ですね。シンセベースのうねる感じも良いですね。歌詞から水木しげるや『蟲師』的な世界観を感じてしまうのは私だけでしょうか?振り返るといるのは座敷童子のような気がしてなりません。

『Clockwork』を聞くと中田ヤスタカは歯車が好きなんじゃないかと思ったりします。『NIGHT FLIGHT』でもでっかい歯車回していました。ウルトラセブンの『第四惑星の悪夢』に出てくるロボット長官を思い出してしまいました。

『Handy Man』は中近東風のフレーズが特徴的な不思議な曲です。「ハンディ・マン」と言うとホームセンターなんかの名前を想像してしまいます。英和辞典で引くと「よろず屋」、「便利屋」と出ていました。恋を何とかしてくれる便利屋さんにお願い、という意味なんでしょうか?

特典のDVDでは『1mm』のビデオと斉藤和義奥田民生マキシマム ザ ホルモンと一緒にツアーを行ったときのビデオと音声のみ『Perfumeのただただラジオが好きだからレイディオ!』が収録されていました。

全然、関係ないけどこの秋に聞いた新譜ではNINの『Hesitation Marks』もかなり地味なアルバムでした。トッド・ラングレンのリミックスが凄く良かったです。NINとPerfumeは日本やヨーロッパではユニバーサルミュージックが配給しているという共通点はあります。

LEVEL3(初回限定盤)(DVD付)