ぶら~りネット探訪

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『華麗なるギャツビー』を見た

F・スコット・フィッツジェラルド原作、バズ・ラーマン監督、レオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャツビー』を見ました。

バズ・ラーマン監督でディカプリオ主演の映画は以前『ロミオ+ジュリエット』という映画がありました。サントラが面白い映画でした。プリンスの『ビートに抱かれて』(When Doves Cry)のカバーやカーディガンズの『Lovefool』が使われていました。今回の『華麗なるギャツビー』でもサントラが楽しみでした。

1920年代の話しなのに現代のヒップホップが使われているということは知っていました。トビー・マグワイアが演じるニック・キャラウェイの回想シーンから映画は始まりますが、この辺はさすがにヒップホップはかかりません。ギャツビー邸のパーティーシーンでジェイ・Zの曲がかかり、パーティーシーンでは、ちょっとジャズぽい感じも取り入れたヒップホップがかかっていました。

一番驚いたのはエイミー・ワインハウスの『Back to Black』が使われていたことです。オリジナルではなくビヨンセアンドレ3000のカバーでアレンジはオリジナルとは全く違う感じで、知っている曲がかかっているけどなかなか『Back to Black』とは気がつきませんでした。

あとで調べてみたらロキシー・ミュージックの『Love Is The Drug』も使われていて、ブライアン・フェリーとブライアン・フェリー・オーケストラの新録でした。

3Dで見ました。前半のパーティーシーンはとにかく成金趣味的な豪華絢爛さが凄いです。ディカプリオが登場して「I'm Gatsby」と言うと後ろで花火が打ち上げられるのが笑えます。夜空をバックにディカプリオが喋るときの空の超現実的な感じも不思議な感じでした。ギャグ漫画や昔の少女漫画をCGを使って実写化したみたいな感じですね。バカバカしいところのイメージは『うる星やつら』に近いものを感じます。しかし、中盤以降は目が慣れてしまうのと話が地味になっていくので3D効果は薄くなっていきます。

見終わった後にTBSラジオ『たまむすび』で町山智浩がこの映画を紹介しているのを改めて聞いたら、ディカプリオが怒るシーンで、ヤカンが沸騰しているようなSEが入っていると言っていましたが私は気がつきませんでした。

中瀬ゆかりがトム・ブキャナン役のジョエル・エドガートン世界のナベアツに似ていると言っていましたが、確かに似ていました。町山智浩キャリー・マリガン小坂めぐるが似ていると言っていました。これも似ている。キャリー・マリガンはホクロが色っぽくて印象的です。あと困った顔もいいですね。

貧乏な男がある女に恋をするが、その女は金持ちの男と結婚してしまう。貧乏な男は一念発起し、汚い仕事にも手を染めながら大成功し、自分を捨てた女を振り向かせようとするお話。このあらすじを聞いた時私は『金色夜叉』を思い出しました。『金色夜叉』は読んだことありませんが。

宮崎駿の『風立ちぬ』の予告もやっていました。けっこうグッと来るモノがありました。荒井由実の『ひこうき雲』がかなり反則ですね。宮崎駿は自分で泣いたと言っていたみたいですね。庵野秀明がセリフはやっぱり庵野秀明そのものでした。どうせなら『巨神兵東京に現わる』をもう一回『風立ちぬ』と同時上映して欲しいものです。

華麗なるギャツビー