第63回 安田記念を見に行った
東京競馬場で行われた第63回 安田記念を見に行って来ました。1番人気のロードカナロアが人気に応えて優勝しました。私の馬券はカスリもしませんでした。
今年はマイルGⅠの勝ち馬が4頭にスプリントGⅠ3連勝中のロードカナロアが加わり、かなり豪華な出走メンバーとなりました。しかし、終わってみるとロードカナロアの独壇場といった感じでした。
スタートでショウナンマイティが出遅れ、いつもの様にシルポートがハナを切り、ヴィルシーナとカレンブラックヒル、エーシントップが好位、中断にロードカナロア、グランプリボス、後方からダノンシャーク、ショウナンマイティという流れでした。
シルポートは始めは溜めて逃げるのかと思いきや、ペースを上げ前半の3ハロンが33.9というハイペースで飛ばして行きました。私はグランプリボスとダービー、鳴尾記念を勝って絶好調の武豊騎乗のサダムパテックを買っていたので、ハイペースで前が崩れて差し追い込み向きの展開はラッキーだと思ってみていました。
直線を向いてシルポートを始めとする先行勢は崩れ始め、グランプリボスやサダムパテックがやって来るかと思っていたら、ロードカナロアとダノンシャーク外から追い込んできて、1枠2番のショウナンマイティがさらにその外から追い込んでくるではないですか。先に抜け出したロードカナロアが追いすがるショウナンマイティをクビ差押さえて、1600メートル初めて勝利をGⅠで飾りました。
ロードカナロアは最後の直線で外側に斜行し岩田康誠は過怠金100,000円の処分を受けています。被害馬はダノンシャークだそうです。パトロールビデオを見ると確かにロードカナロアは外に膨らんでいてダノンシャークだけでなくショウナンマイティも邪魔しているようにも見えます。しかし、去年のJCのジェンティルドンナとオルフェーヴルほどではないですね。C.デムーロ、浜中俊は岩田康誠との色んな意味での経験の差が出た感じがします。
マイルGⅠ馬の中では牝馬のヴィルシーナが最先着で8着、グランプリボスは10着、サダムパテックは13着、カレンブラックヒルは14着でした。酷いですね。
スプリントGⅠとマイルGⅠを制覇するのはデュランダル以来になるんでしょうか?ブラックホーク、タイキシャトル、もっと古いとダイイチルビーもスプリントGⅠとマイルGⅠ制覇していますね。ニシノフラワーも桜花賞とスプリンターズステークスを勝っていましたね。
GⅠの表彰式では勝ち馬は優勝レイをかけられて、その後にGⅠタイトルのデザインされた馬服を着せてもらうのが普通なんですが、ロードカナロアは優勝レイも馬服も着ていませんでした。高松宮記念のときもそうでした。ロードカナロアは優勝レイや馬服が嫌いなんでしょうか?
そう言えばロードカナロアが所属している厩舎は安田隆行厩舎でした。安田記念でヤスダ姓の調教師の管理する馬が勝ったのは初めてだそうです。