パシフィコ横浜にデュークエイセス・セプテンバー・レヴューじゃなくて、ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴューを見に行って来ました。
ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴューと言われても全くなんのことだか分かりませんね。ドナルド・フェイゲンとマイケル・マクドナルドとボズ・スキャッグスが同じステージで演奏するライブです。
ドナルド・フェイゲンはビルボード東京のオープニングでスティーリー・ダンとして来日して以来だと思います。前回の来日を見逃していたので、もうドナルド・フェイゲンもウォルター・ベッカーも生で見ることはできないと思っていたので、この来公演は非常に嬉しかったです。しかも、マイケル・マクドナルドとボズ・スキャッグスも一緒に見られるというお得感!これでS席が12000円でした。有り難や、有り難や。
ミュージックマガジンでこのレヴューについての解説も読み、ネットで名古屋公演のセットリストも見て予習した状態でライブに出かけました。
観客はスーツ率が高く、平均年齢は50歳くらいで、「部長さん」という感じのオジサンもちらほら見られました。女性はお洒落というよりも派手という感じのオバサンが多かっですね。加齢臭よりも香水の匂いがキツイ感じでした。
19時6分くらいにライブはスタートしました。外タレのライブは15分くらい平気で開演遅れるので正直、驚きました。『PEOPLE GET UP AND DRIVE YOUR FUNKY SOUL』をバックのメンバーが演奏し始めて、しばらくするとドナルド・フェイゲンとマイケル・マクドナルドとボズ・スキャッグスが登場!
発表されていたセットリストどおり、前半はソウルやブルースのカバーを中心の構成でした。スティーリー・ダンやドナルド・フェイゲンの曲を生で聞くことがお目当てだったので、スティーリー・ダンの『Kid Charlemagne』が始まるとキターって感じになりました。
シンプリー・レッドのカバーでお馴染みの『If You Don't Know Me by Now"』はマイケル・マクドナルドが歌っていました。かなり崩した感じで歌っていました。続いてドゥビーブラザーズの『What a Fool Believes』が演奏されました。さすがにサビのところはかなりキツそうな感じでした。
スティーリー・ダンの曲を演るときはドナルド・フェイゲンがピアノソロを暫く弾いた後にイントロへとう形がとられていました。ライブが進むとセットリストのことはほとんど頭からはなられていたので、ドナルド・フェイゲンのピアノのあとにあのギターのイントロで『Hey Nineteen』が始まったときはやられたと思ったのと同時に痺れました。ドナルド・フェイゲンがボーカルを取るときはピアニカを片手に歌って、間奏でピアニカを弾いていいました。マイケル・マクドナルドは1曲だけアコーディオンを演奏していました。
面影ラッキーホールの『wet』という曲の中にPendergrass「Love T.K.O」という歌詞が出てくるのでどんな曲かと思っていたら、ボズ・スキャッグスが歌っていました。ちなみアイズレー・ブラザーズの曲は『Between the Sheets』ではなく、『Who's That Lady』を演っていました。三人の中でボズ・スキャッグスが一番声が出ていて上手かったですね。ワウを効かせたギターも印象的でした。
後半の『Peg』、『Lowdown』、『Takin' It To The Streets』、『Reelin' In the Years』の4連発は本当に至福の時という感じで最高でした。『Takin' It To The Streets』の時はマイケル・マクドナルドの歌は凄く良かったです。
アンコールでボズ・スキャッグスの『Lido Shuffle』で盛り上がっておいて、『Pretzel Logic』へという構成がとても不思議でした。スライ&ザ・ファミリー・ストーンの『Thank You』も良かったです。
バックのメンバーではギターの人が非常に芸達者で良かったですね。ボズ・スキャッグスもギター弾いていましたが、ボーカルも取るのでメインのギターが1人という場面も多かったのに大活躍でした。特にスティーリー・ダンの曲はけっこうギターが複雑な曲が選曲されていたのにほぼ完璧にこなしていました。