ぶら~りネット探訪

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『ワールドハピネス2012』を見に行った

8月12日に東京、夢の島で行われた夏フェス『ワールドハピネス2012』を見に行って来ました。

フェスというものに1回も行ったことがありませんでした。、近場でとりあえず生のYMOが見たかったので『ワールドハピネス2012』に行くことにしました。他の出演者は全く気にしていなかったので、EGO-WRAPPIN'、オリジナル・ラヴTHE BEATNIKSきゃりーぱみゅぱみゅ岡村靖幸が出演するのはタイムテーブルが発表なってから知りました。

一番衝撃的だったのは岡村靖幸でした。岡村靖幸のライブを見るのは初めてなんですが、何度も薬物使用で逮捕され服役しても、なぜファンも関係者も岡村靖幸を見捨てないのか、いや愛し、求めるのかが実感できました。

黒のスーツにネクタイ、黒縁のメガネという昔の政治家みたいな格好で歌って踊って、たまにギターをかき鳴らす姿に痺れました。体型もすっきりとしていて、声もしっかりと出ていて、なによりダンスの切れが凄くて46歳とは全く思えませんでした。またに何かやっているのではないかと勘ぐってしまいたくなるような凄いパフォーマンスでした。

『どぉなっちゃってんだよ』で始まって『カルアミルク』、『聖書』、『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』といったフェス仕様のベストアルバム的な選曲も良かったと思います。

岡村靖幸は「和製プリンス」と言われたりしますが、昨日のライブを見た限りではパフォーマンスはプリンスよりもジェームス・ブラウンに近いように感じました。

メインのYMOは『Computer Game』から『Fire Cracker』という流れで始まって、初期のアルバムからの曲が演奏されていました。『開け心~磁世紀』というレアの曲もやっていましたが『BGM』以降の曲は『灰色の階段』だけだったので、正直ちょっと残念な感じもしました。『CUE』、『U・T』、『千のナイフ』といった曲が聞きたかった。時節がら『京城音楽』を演ってみても面白かったのに。『Nice Age』ではナレーションの部分はありませんでした。ちなみにナレーションの22番はポール・マッカートニーのことのようです。

フェスはEGO-WRAPPIN'の『TIGHTEN UP』でスタートしました。『増殖』の『TIGHTEN UP』のパロディみたいな感じでEGO-WRAPPIN'の中納良恵はインチキな日本語英語みたいな言葉を叫んでしましたが、確か何度か「竹島」と叫んでいたような気もする。

オリジナル・ラヴは『The Rove』と『接吻』が良かったですね。幸せな夏の午後だったので『夜をぶっとばせ』も聞きたかった。田島貴男も年取らない感じでした。ワウを効かせたギターやブルースハープも格好良かったです。

THE BEATNIKSでは鈴木慶一の姿が見ることができて良かったです。高橋幸宏はこの日、2回ステージをこなすため、THE BEATNIKSではドラムを叩いたのは最初の2曲だけでした。私はTHE BEATNIKSの曲はほとんど聞いたことがなくて、演奏された曲で知っていたのは高橋幸宏のソロの曲の『Left Bank(左岸)』だけでした。

きゃりーぱみゅぱみゅはMCで自分は場違いなんじゃないかと喋っていましたが、一服の清涼剤的な感じ楽しめました。基本的にはPerfumeと同じで口パクでダンスを見せるパフォーマンスなんですが、10人近いバックダンサーを引き連れているところが賑やかで良かった。振り付けを客に伝えるところで少しだけ生歌も聞けました。

木村カエラが意外にロックだったのには驚きました。映画『キック・アス』で使われていたジョーン・ジェットの『Bad Reputation』がかかって木村カエラが登場、前半の曲はけっこう激しい曲で、木村カエラ自身もギターを演奏したりしていました。最後は『バタフライ』で〆ていました。

フェスとは全然関係ないけど、夢の島公園には1954年にビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験で被曝した第五福竜丸が保存されていています。近かったのでフェスの途中で第五福竜丸も見てきました。最近なくなった映画監督の新藤兼人の「第五福竜丸は生きている」というでかい文字が第五福竜丸以上に印象に残りました。

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