ぶら~りネット探訪

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『宇宙人ポール』を見た

グレッグ・モットーラ監督、サイモン・ペグ、ニック・フロスト主演の『宇宙人ポール』を見ました。 私がこの映画を見たのは去年の12月30日、町山智浩さんのトークショーがあった回です。映画を見るまでは映画そのものよりも町山さんのトークショー目当てでした。 私の頭の中には『SUPER8/スーパーエイト』と同じスピルバーグのオマージュ映画と言う事とポールの声をセス・ローゲンがやっているという知識くらいしかないままこの映画を見ました。『小島慶子キラ☆キラ』で町山さんがこの映画を紹介していたときの事も記憶の彼方でした。 予備知識がほとんど無い状態でも見たのが良かったのか、純粋に映画にのめり込み楽しむことができました。サイモン・ペグ、ニック・フロストの前作『ホット・ファズ』はDVDを持っていますが、『宇宙人ポール』を見ていて、途中までこの二人が主演だということに気がつきませんでした。サイモン・ペグは『ホット・ファズ』のときとかなり印象が違います。 ラストシーンでELOの『All Over The World』がかかる所が最高でした。ELOの曲は前半で『Don't Bring Me Down』も使われていました。『Don't Bring Me Down』は『SUPER8/スーパーエイト』でも使われていました。スピルバーグのオマージュ映画にはなぜELOの曲が使われるのでしょうか? ちなみに『All Over The World』は元々はオリビア・ニュートン・ジョン主演のミュージカル映画ザナドゥ』のサウンドトラックに入っていた曲です。ELOの2000年のベストアルバム『Flashback』は入っていません。その代わりに『ザナドゥ』をジェフ・リンが歌ったバージョンが入っています。去年発売されたベストアルバム『All Over the World: the Very Best』には『All Over The World』は入っているようです。 その他にもグローヴァー・ワシントン・ジュニアの『Just the Two of Us』やトッド・ラングレンの『Hello It's Me』が使われていたのも良かったですね。Two of Usはサイモン・ペグ、ニック・フロストの事なんですよね。爆音映画祭でこの映画を見たくなりました。 町山さんのトークショーでは前半はオマージュの元ネタの種明かし、後半はこの映画とキリスト教の関係につていて語っていました。アメリカ土産の「Reese's Pieces」というマーブルチョコみたなお菓子もいただきました。 ポールという名前は新約聖書の一人であるパウルの英語読みから来ているそうで、この映画は過去のSF映画のオマージュだけではなく、聖書に書かれている話がいくつか元ネタになっているそうな。『愛のむきだし』で満島ひかりが絶叫していた「新約聖書のコリントの信徒への手紙一第13章・愛の賛歌」についても詳しく解説してくれました。 クリステン・ウィグが着ていたダーウィンの進化論なんてFuckみたいなTシャツも面白かったですね。アメリカの福音派の人達はあんなTシャツ着ているのか?ちょっと欲しくなりました。 宇宙人ポール(サイモン・ペッグ、ニック・フロスト出演) [DVD]
宇宙人ポール(サイモン・ペッグ、ニック・フロスト出演) [DVD]