ぶら~りネット探訪

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『コンテイジョン』を見た

スティーブン・ソダーバーグ監督の『コンテイジョン』を見ました。 強力な感染力を持ち、感染するとほぼ死んでしまう感染症が突然、出現し世界で大流行し、人がバタバタ死んでいくというお話の映画です。『アウトブレイク』、『復活の日』、『感染列島』みたいな感じの映画といったら分り易いと思います。 この映画はとにかくオールスターキャストと言った感じで、有名な俳優がたくさん出てくるのが特徴です。マリオン・コティヤールマット・デイモンローレンス・フィッシュバーンジュード・ロウグウィネス・パルトローケイト・ウィンスレットが出演しています。 6人の俳優には割と均等に出番があり、それぞれ見せ場があります。しかし、このバランスの良さがアダとなって焦点がぼやけてしまっている感じがしました。設定や誰がどういう役か理解できずに混乱することはありませんが、登場人物とエピソードをもう少し絞って方が良かったと思います。 特に感染が爆発的に拡大的していくときの展開にスピード感と緊迫感があまり感じられなくなっていました。感染が始まって何日目という字幕が表示されていくのですが、話の時間の流れがまったりとしているため、妙な違和感がありました。 感染が拡大して人がバタバタ死んで、街がゴーストタウンになっていって、生き残った人々が暴徒化し略奪や暴動を起こすシーンはゾンビ映画をみたいな感じに見えました。 ジュード・ロウは最初に感染症に気がつくフリージャーナリスト役を演じています。この手の映画では普通フリージャーナリストは正義感が強い熱血漢として描かれます。この映画でのジュード・ロウ役は一見そのようなフリージャーナリストに見えますが、実はネットやブログを駆使するあおり屋と言うか詐欺師みたいな男というところが面白かったです。 ポスターや雑誌の紹介ではマリオン・コティヤールが最初に名前が出てくることが多い感じがしますが、マリオン・コティヤールは中盤からラスト前まで画面に出て来なくなります。マリオン・コティヤールローレンス・フィッシュバーンジュード・ロウなどの他の主要キャストと絡むシーンはまったくありません。 後半ではワクチンが開発され、希望の光がさします。しかし、ワクチンの供給が足りないため、抽選でワクチンの接種を決めていくシーンも面白かったですね。大統領みたいな人が日付が書かれた白いボールを引いていき、その日付が誕生日の人がワクチンを接種できるとい方法でした。 テクノぽい、シンセサイザーをメインにしたサウンドトラックは良かったと思います。トレント・レズナーが担当した『ソーシャル・ネットワーク』のサントラに似たような音作りでしたが、『コンテイジョン』はある意味、下品で煽情的な感じでした。画面よりもサウンドトラックの方に意識が持って行かれることが何度かありました。 コンテイジョン(マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン出演) [DVD]
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