第45回スプリンターズステークスを見に行った
10月2日に行われた第45回スプリンターズステークスを中山まで見に行って来ました。
中山競馬場でGⅠレースを見るのは去年の朝日杯以来です。朝日杯のときはGⅠといっても2歳馬のレースで秋のGシリーズも終盤でちょっと食傷気味な時期のレースなのであまり客の入りはよくありませでしたが、スプリンターズステークスは秋のGⅠシリーズの開幕レースだけあって観客はけっこう入っていました。
最近の私はパドックをじっくりと見て、デジカメで写真を撮ったりしています。スプリンターズステークスのパドックはカレンチャンが馬鹿によく見えました。芦毛で4歳なのにほとんど白くなっていない馬体が非常な素晴らしく見えました。体だけパッと見ると黒鹿毛のように見えますが顔やタテガミ、尻尾には白い毛が混じっているところも美しく見えました。
しかし、今回はパドックを見る前に予め馬券を買っていて、パドックを見た後は馬券を買い足しませんでした。(カレンチャンの単勝はとりあえず抑えておきましが)それは私が自分自身の相馬眼に自身がないからです。皐月賞のパドックではオルフェーヴルのどこがいいのか分からなかったし、この前のセントライト記念ではフェイトフルウォーよりもユニバーサルバンクやベルシャザールの方がよく見えました。今回はロケットマンが単勝1.5倍の断然の人気だったというのもありました。余談ですが、ロケットマンはパドックでは2人引きで1人は金髪の女性でした。
ファンファーレが鳴って枠入りの途中でビービーガルダンが放馬、空馬のままコースを3周もするというアクシデントでは場内は大爆笑でした。1、2週目はかなりのスピードで走っていましたが、さすがに3週目は脚色が鈍り、「今日の仕事はこれで終わり」とばかりに退避場に自ら歩いていていったところは笑えました。
ロケットマンはスタートは悪くなく、楽に好位を追走していたので、これは楽勝かなと思っていたら直線に向いてからの末脚は案外という感じでした。カレンチャンは前走のキーンランドカップや函館SSのように直線でスパッと斬れる脚を見せ、拍子抜けするくらいの楽な勝ち方でした。今回は道中は中団やや後ろの位置取りでしたが。
審議について帰ってからパトロールビデオをじっくり見ました。2着に入った安藤勝己のパドトロワの走りはけっこう際どかったですね。影響を受けていたのはラッキーナインでした。それにしても安藤勝己はパドトロワを2着に粘らせたのも凄いですね。
カレンチャン、ダッシャーゴーゴー、トウカイミステリーは安田隆行厩舎の管理馬でした。安田隆行は騎手時代にトウカイテイオーで皐月賞とダービーを勝っています。しかし、騎手時代は地味な感じで、失礼ですが調教師になってこんなに活躍するとは思っても見ませんでした。来週、東京競馬場で行われる南部杯にもトランセンドが出走を予定しているようです。
表彰式にはプレゼンターとして星野真里が来ていました。"ほしのあき"ではありません。星野真里も9月に結婚したばかりなんですよね。三浦皇成はスプリンターズステークスには騎乗していませんでした。
表彰式にはカレンチャンの生産者として社台ファームの吉田照哉が表彰されていました。2着のパドトロワの馬主も吉田照哉でした。そして第90回凱旋門賞を勝ったデインドリームの権利も吉田照哉は50%持っているそうです。吉田照哉にとって昨日は盆と正月が一緒に来たようの目出度さだったのでしょうか。ちなみにデインドリームは来年も現役を続行し、再来年は日本で繁殖生活に入る予定だそうです。