元キャンディーズで女優の田中好子さんが4月21日に亡くなったというニュースを聞いたときにはさすがに驚きました。
田中好子さんが亡くなったという情報を知ったのは2ちゃんの全く関係ないスレを見ていた時で、同姓同名の人か誤報と思っていましたが、検索してみたら元キャンディーズで女優の田中好子さんが亡くなったのは本当でした。ショックでした。
三幸製菓のCMで松平健の相手役がいつの間にか原日出子に変わっていたのはそういうことだったのですね。最近はお母さん役が多い感じでしたね。私が田中好子さんが出演したドラマを最後に見たのは、北川景子が主演の『筆談ホステス』でした。キャンディーズのころから健康的なイメージだったので、まさか癌で亡くなるとは思いましませんでした。
「手延べそうめん揖保の糸」のホームーページには田中好子さんの画像と田中好子さんのホームーページリンクが貼られていて、「19年間の永きにわたりありがとうございます。ご冥福をお祈りします。」というコメントも添えられています。
私がキャンディーズの音源で持っているのは『GOLDEN☆BEST キャンディーズ』という2枚組のベスト盤です。1枚目はシングル曲がリリース順に収録されています。
このCDは図書館でかなり前に借りたのですが、は『CANDIES BEATS(Extended Version)』という曲も収録されています。この曲はキャンディーズのヒット曲をハウス、テクノ、レゲエ風にリミックスしたものをノンストップミックスとして繋げたものです。これがなかなか、ファンキーで、グルービーで、クールな感じになっています。今発売されている『GOLDEN☆BEST キャンディーズ』にはこの曲は入っていないようです。特にレゲエ風にアレンジされている『やさしい悪魔』が私は好きです。
高護の『歌謡曲――時代を彩った歌たち』という本を最近読んだのですが、もちろんこの本でもキャンディーズの曲は取り上げられていました。この本では『春一番』(猪木のモノマネをする芸人の方ではありません)が取り上げられていました。この曲のベースはシンセベースだそうです。改めて聞いてみたら確かにかなり硬い感じのシンセベースの音が入っていました。シンセベースと言われなければクラビネットかと思うくらいの硬い音です。ミョンミョンと上の方でもシンセサイザーの音が鳴っているのもこの曲の特徴です。かなり不思議なアレンジです。リリースは1976年3月1日だそうです。
『年下の男の子』、『春一番』、『わな』、『微笑がえし』は穂口雄右という作曲家が書いています。穂口雄右は郷ひろみと樹木希林の『林檎殺人事件』も書いています。それにしても『年下の男の子』はトム・ジョーンズの『Somethin' Bout You Baby I Like』に似ています。
『暑中お見舞い申し上げます』は高田文夫の日芸時代から友人でもある佐瀬寿一が書いています。佐瀬寿一は『およげ!たいやきくん』や『後から前から』を書いていて、最近では加藤清史郎の『かつおぶしだよ人生は』も書いていたりします。
『微笑がえし』の作詞は阿木燿子なんですね。キャンディーズのヒット曲のタイトルや歌詞を織り込んだ歌詞が印象的な曲ですね。江口寿史が『すすめパイレーツ』という漫画で「お菓子食って涙が出そう」というネタにしていたのを思い出しました。
自民党の石破茂はキャンディーズのファンで追悼のコメントを出していました。余談ですが石破茂の娘は今年、東京電力に入社したそうです。自殺してしまった元右翼で作家の見沢知廉もキャンディーズのファンでした。
ご冥福をお祈りします。