ぶら~りネット探訪

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【人生案内】好きな漫画キャラの死 悲しい

久々に読売新聞の人生案内に興味深い相談がありました。

相談者は中学3年生の女の子。漫画の『NARUTO -ナルト-』にでてくるイタチというキャラが好きだったのに、イタチが死んでしまって悲しいという相談。イタチを思うといまだに涙が止まらず、イタチのいないこの世の中に生きて行くのも辛いと感じることもあるそうです。相談者は他の漫画のキャラが死んだり、殺人事件のニュースを見ても涙ぐむことがあるそうです。

正直、感受性が強すぎるのもどうかという相談です。いい大人でもこういったタイプの人はたまにいたりします。

ちょっとこのケースとは違いますが、以前、この人生案内で、好きなスターの悪口を聞くとパニックが起き、体の痛みが出て、当たり前の動作ができなくなるという女性の相談がありました。その相談者は30代でした。

私の感受性はかなり鈍麻してしまっていて、映画やドラマを見てもこういった感情になることは最近ではあまりないですね。

最近では『キック・アス』でニコラス・ケイジが演じるビッグ・ダディが死んでしまうときのヒット・ガールのやりとりはグッとくるものがありました。アニメだと『攻殻機動隊S.A.C.』でタチコマがバトーを助けるために犠牲なるシーンが記憶に残っています。

ソーシャル・ネットワーク』のマーク・ザッカーバーグには全く感情移入できませんでした。後で町山智浩さんの解説を聞いてみたら、あの映画はわざとそのように作っていたそうでした。

アニメ監督の富野由悠季は「皆殺しの富野」と呼ばれて、話の終りになってくるとキャラがやたらに死んでいくことがありました。

宇宙戦艦ヤマト』はシリーズを続けていくために、死んだはずのキャラが生き返るというゾンビ映画みたいなこともありました。ご都合主義というか、大人の事情を最優先した結果だと思うのですが、私はヤマトを見なくなりまた。(『Space Battleshipヤマト』はみましたが)そういう人は多かったと思います。

回答者は精神科医野村総一郎先生です。まず、野村先生はこの相談を受けて『NARUTO -ナルト-』を全巻読んでみたそうです。(『NARUTO -ナルト-』は現在53巻まででいるようです。) 野村先生も『NARUTO -ナルト-』にはまったそうです。

相談者が自分を犠牲にして死んでしまったイタチの思いを心の片隅に留めておくことができれば、イタチにとっても、作者にとっても本望ではないだろうか。また、ストーリーの中ではイタチは死んだかもしれないが、ページをめくればいつでも会える、というのが野村先生の回答。素晴らしくキレイにまとめられた回答に私はちょっと感動しました。