ぶら~りネット探訪

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ゆらゆら帝国の『Sweet Spot』を聞いた

『Sweet Spot』は2005年にリリースされたゆらゆら帝国の10枚目のオリジナルアルバム。 私が初めてゆらゆら帝国の音を初めて聞いたのは園子温監督作『愛のむきだし』を見た時です。そして『愛のむきだし』で使われていた曲が収録されている『空洞です』も聞いてみました。『愛のむきだし』見て、『空洞です』を聞いてみて1ヶ月たたないうたにゆらゆら帝国は解散してしまいました。 『Sweet Spot』はまずジャケットのイラストが強烈です。タコの足が人間の首に巻き付いている影絵のようなイラスト。タコはちょっと凶暴そうな感じがします。『タコ物語』という曲が入っているのでこの曲をイメージしたものなんでしょうか? 1曲目の『2005年世界旅行』の国の名前をひたすら並べていく歌詞と、何処だって行けるという歌詞は別の意味のトリップ感があります。ドラムはリムショットハイハットだけでリズムを刻んでいて、ギターやシンセはまさに浮遊感のあるサウンドをつくり上げています。 『ロボットでした』はドラムとベース、そしてその上に乗っているボーカルコンビネーションが非常に気持ちのいいグルーヴを作り出しています。間奏みたな部分がありますが、あの部分は何の楽器を使っているんでしょうか? 『急所』と『貫通前』はアップテンポのちょっと普通のロックンロールぽい曲ですね。でも、よく聞くとギターの音色は普通のディストーションは使っていないので、ありきたりなサウンドになっていません。でも、なんだか「きゅっしょ!」という決めの部分がB'zみたいな感じに聞こえる。 『タコ物語』の歌詞は完全にセックスのメタファーですね。この曲を聞くと今は亡き横山ノックさんを思い出します。ノックさん「エロダコ」と呼ばれていました。「サザエ love、ワカメ love」という歌詞もいいですね。ギターとベースはぼユニゾンですね。 『スイートスポット』はジャジーなピアノのイントロから始まり、全体的にもジャジーなムードの曲です。この曲のギターやベース、歌メロも非常にオーソドックスな感じでサイケデリックな感じが微塵もありません。 最後の『宇宙人の引越し』でリズムを刻んでいるのは何ですか?昔のテレビやラジオの効果音で使うような道具でも使っているように聞こえます。途中から普通ドラムになると妙に寂しい感じになります。 全体を通した感じは統一感があるのかないのかよく分かりません。しかし、どの曲も強烈なオリジナリティを感じます。サイケデリックなトリップ感は『空洞です』よりも強い感じがします。しかも、バットトリップ、悪夢的な雰囲気が漂っています。 Sweet Spot
Sweet Spot