『鉄子の旅』の2巻を読んでみました。鉄道にそれほど興味のない私ですが、横見浩彦
という人のキャラクターの面白さでまた読んでしまいました。
横見浩彦と菊池直恵と編集者のカミムラの3人だけでの旅ということではマンネリになってしまうので、ゲストを迎えたりしてそれなりの工夫がされています。「鉄道に興味ある女性」(レールクイーン)を募集し、応募してきた女性をゲストに迎えたりしています。
この巻の最初の旅である「冬の北東北・デラックス旅」はリールクイーンに応募してきた女性が参加しています。デラックスということでブルートレインやリゾート列車に乗ったりしています。鉄道にそれど興味がない私でもさすがにブルートレインやリゾート列車には乗ってみたくなりました。
「わたらせ渓谷鐵道と廃線歩き」では1巻でも登場した「きなこちゃん」とレールクイーンに応募した吉本の芸人で鉄道好きの山田あきこさんがゲストとして参加しています。この旅は鉄道の話よりも横見と山田さんとの関係やカミムラの空気の読めなさ具合が強烈で笑えます。私は女性の鉄道オタクには出会ったことはないですね。
山口県の廃線になる小野田線に乗りに行く話もいいですね。菊池とカミムラの2人が横見の指示に従って山口まで行くのですが、肝心の小野田線についてはほとんど触れられていないのがいいですね。カミムラが菊池に横見についてどう思っているのか聞くと「言ったら多分このマンガ終わっちゃうよ」という答えが笑えます。
北海道や四国にも行ったりしています。北海道にはもちろん青函トンネルを通っています。私は北海道には行ったことはありますが、青函トンネルを通ったことはありません。青函トンネルの海底駅には行ってみたくなりました。
鉄子の旅 (2) (IKKI COMIX)