ぶら~りネット探訪

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『ジャクソン5-アンソロジー 』を聞いた

私は亡くなったマイケル・ジャクソンさんやジャクソン5の音楽についてほとんど興味はありませんでした。

今回、『ジャクソン5-アンソロジー 』を聞いてみたのは2ちゃんのP-FUNK板を見ていて、ファンカデリックの『I'll Bet You 』をジャクソン5が歌っていることを知ったからです。

ファンカデリックの曲をジャクソン5が歌っているとはさすがに驚きました。確かにジョージ・クリントンモータウンに所属していたことがあるので、ジャクソン5と接点が全くないわけではないとは思っていましたが、まさかファンカデリックの曲をジャクソン5が歌っていたなんて。

『I'll Bet You 』はファンカデリックの1枚目のアルバムに入っている曲です。初期のファンカデリックについて私はあまり詳しくないので、この曲自体はこの件で初めて聞きました。しかし、イントロのギターのリフは他のファンカデリックの曲でも流用されているので全く初めて聞いたという感じはしませんでした。作曲はジョージ・クリントンになっていますが、ギターのエディ・ヘイゼルが書いたような感じがします。

ジャクソン5が歌う『I'll Bet You 』は基本的にオリジナルのアレンジを踏襲していて、オリジナルのドロドロしたサイケデリックな感じも再現されています。短いフレーズを歌い繋いでいくところやマイケル・ジャクソンさんのリードボーカルもいい感じになっています。

しかし、なんでこんな爽やかさや軽快さのないドロドロした曲をジャクソン5が取り上げたのかが非常に不思議です。しかもデビュー間もない時期に。このアルバムの中ではかなり浮いています。

さて、この他の曲ですが、デビュー曲の『I Want You Back』が何と言ってもいいですね。『I Want You Back』と『ABC』はポップミュージックとして本当によく出来ていると思います。私は『I Want You Back』を聞くと東京MXテレビの『5時に夢中』を思い出します。あと、CHARAの『罪深く愛してよ』ですね。非常によく似てます。

『Darling Dear』という曲は初めて聞いたのですが、非常に気に入りました。マイケル・ジャクソンさんのボーカルとコーラスワーク、そしてベースラインがいいですね。古き良きモータウンサウンドと言う感じですね。『Never Can Say Goodbye』も同じようなの雰囲気でこの曲も好きです。

このアルバムは2枚組なのですが、正直、2枚目に入っている曲はあまり面白とは感じませんでした。ほぼ時系列になっているようで、後の方はディスコ風の曲が多くなってくるのですが、どうもパッとした曲がありません。

ジャクソン家とP-FUNKと繋がりで言うとジャネット・ジャクソンさんの『Rhythm Nation 1814』とファンカデリックの『One Nation Under a Groove』はタイトルというかコンセプトがなんだか似ているような気がします。『Rhythm Nation 1814』発表当時のジャネット・ジャクソンさんのインタビューでほんのちょっとでしたが、確か『One Nation Under a Groove』について言及していた記憶があります。

でも、なぜかシングルカットされた『Rhythm Nation』ではスライ&ザ・ファミリー・ストーンの『Thank You』の間奏のギターのリフに似ているところがあったりします。

ジャクソン5-アンソロジー
ジャクソン5-アンソロジー