ぶら~りネット探訪

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KOJI 1200の『アメリカ大好き!』聞いた

KOJI 1200の『アメリカ大好き!』を聞いてみました。このアルバムはテイ・トウワのプロデュースで1995年に発売されました。 シングルカットされた「ナウロマンティック」は知っていましたが、KOJI 1200のアルバムを聞くのは今回が初めてになります。KOJI 1200は今田耕司をメインボーカルにサウンドテイ・トウワがプロデュースするユニットみたいなもののようです。アルバムの中には東野幸治も登場しています。 お笑い芸人とミュージシャンのコラボとしてはYMOスネークマンショーの『増殖』が有名ですね。『増殖』の場合はYMOの曲の間にスネークマンショーのコントが入る形になっていましたが、『アメリカ大好き!』では曲とコントというか笑いの境界線がかなり曖昧になっていて、そこがこのアルバムの面白さになっています。テイ・トウワは自分のアルバムと同じくらいのクオリティのサウンドを展開していて、今田耕司以外の本職のボーカルも入っていて、今田耕司のボーカル以外はかなりの完成度の高いものになっています。しかし、今田耕司のボーカルや今田耕司東野幸治の笑いの要素があってこそのアルバムだと思います。 このアルバムはKOJI 1200の(架空の)世界ツアーのスタートとなるアイダホでのライブと言う設定で進行していきます。「1200 プロローグ」ではレポーターに扮した今田耕司がライブ会場には50万人も詰めかけているとレポートし、ライブがスタートします。「休憩」では歌はちょっとお休みして1200とお客さん(東野幸治扮するテキサス出身のスティーブ)とのゲームの様子になっています。「2100 エピローグ」ではライブは終了し場内アナウンス(日本語)でこのアルバムは終わります。 「ナウロマンティック」は今田耕司デュラン・デュランみたいなニューロマンティックが好きだったことからニューロマンティック風な感じで作られたという話は当時から有名でしたね。しかし、それ以外はあまり、ニューロマンティック風な曲はありません。 「ラヴ・コネクション~ジョイとコウジの国際電話」はテイ・トウワの『Future Listening!』の「Luv Connection」がそのまま使われていて、今田耕司の一人芝居みたいなものが上に載っていて、これが微妙に笑えます。 なぜか安全地帯の「ワインレッドの心」がカバーされています。今田耕司のボーカルはお世辞にも上手くはありません。「やすだのねえちゃん」ではアカペラで、今田耕司はボーカルとヒューマンビートボックス?みたいなことをやっていて、東野幸治扮が口でベースらしき口マネをしています。歌詞は「やすだのねえちゃんが不細工」というしょうもない内容ですが、そこが笑えます。 「ブロヤマインド-アメリカ大好き」が私はこのアルバムで一番好きです。グランドビートのような緩めのバックトラックに、今田耕司のしょうもない歌詞のボーカル、そして緩いラップが絶妙な味を出しています。 アメリカ大好き!
アメリカ大好き!