ぶら~りネット探訪

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うる星やつら『決死の亜空間アルバイト』を見る

テレビアニメ版のうる星やつら『決死の亜空間アルバイト』を改めて見てみました。ちょっと前にテレビで『千と千尋の神隠し』が放送されていましたが、以前『千と千尋の神隠し』に関する2ちゃんのスレで「『千と千尋の神隠し』は『決死の亜空間アルバイト』のパクリ」という書き込みがあり、気になって『決死の亜空間アルバイト』の入っているDVDを買ってみました。 『決死の亜空間アルバイト』は諸星あたるが「あしゅら湯」という銭湯に背中流しのアルバイトに行くという話で、「あしゅら湯」が亜空間という不思議な世界だったり、「あしゅら湯」の客が普通の人間ではなく宇宙人だったりする設定が『千と千尋の神隠し』に似ていなくはないと思いますが、パクリとかインスパイアなどとは言うのはキツイですね。 この話の見どころは「あしゅら湯」に辿り着くまどの過程と「あしゅら湯」でのドタバタですね。「亜空間ベクトルAXY木戸」をくぐった所にある町の風景やキツネのお面を被った子供がなんなくつげ義春的なものを感じさせます。線路のない海辺を走る路面電車で「あしゅら湯」に向かうところも、『千と千尋の神隠し』と共通しています。これもつげ義春的とも言えますね。 「あしゅら湯」は仏像でお馴染みのあの阿修羅が経営しています。あたるは女湯で背中流しをするものと思っていましたが、男湯で背中流しをすることになります。それも宇宙人というか怪獣みたいな客が相手。あたるや客のしているヘッドセツトの翻訳機はなんとなくライブの時のYMOを思い出します。 男湯と女湯が繋がっていて、あたるはジャリテンの水上オートバイを追って女湯に辿り着くことになります。男湯と女湯の間は深く広く、なぜか潜水艦や戦艦、空母が航行しているところが素晴らしいですね。あたるの気配を女湯で察知した弁天が魚雷を湯船に打ち込むのですが、この時の発射音がガンダムビームライフルの発射音と同じです。 女湯のシーンではけっこう丁寧に女性の裸が描かれています。ちなみにフジテレビでの本放送は水曜の19時30分から放送されていました。あたるはジャリテンの魚雷で女湯の底に沈められてしまいます。あたるの周りには子供たちが輪になって「とうりゃんせ」を歌うところで終ります。このラストはなんとなく『みじめ! 愛とさすらいの母!?』を思い出します。ちなみにこの作品は『みじめ! 愛とさすらいの母!?』よりも先に放送されています。脚本は伊藤和典、演出は早川啓二で押井守はこの作品には深く関わっていないようです。 うる星やつらDVD vol.14
うる星やつらDVD vol.14