ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

『おまえが言うな。―私的ニッポン改造論』を読んだ

一部で話題の北野誠竹内義和の『おまえが言うな。―私的ニッポン改造論』を読んでみました。しかし、北野誠は何を言って問題になったのでしょうか?真相が知りたいですね。TBSラジオの『ストリーム』は絶妙なタイミングで終わってしまいましたね。勝谷誠彦がほんの少しだけ『サイキック青年団』の突然の終了については話していました。吉田豪の『豪さんのポッド』でも触れていましたが核心についてもちろん、はっきりとは話してはいません。 さて『おまえが言うな。―私的ニッポン改造論』は『サイキック青年団』と全く同じ北野誠竹内義和の二人が日本の政治、経済などについて熱く語った本となっています。発売は2001年の8月です。政治状況としては小泉純一郎が首相になったばかりの頃です。9.11テロもまだ起こっていませんね。 内容的には田中真紀子批判に始まり、自民党批判、民主党批判、官僚批判、マスコミ批判と、いわゆる床屋政談的ななっていて、正直ほとんどすでに何処かで聞いたり、見たりしたことがあるような事ばかりで目新しいモノはありません。ちなみ創価学会公明党批判は全くありませんでした。暴露的な話も特にありません。漫画トリオの2人(横山ノック上岡龍太郎)に関する話はたいした話ではないのになぜかイニシャルになっています。しかも、バレバレです。 こういった社会派ネタの対談本は唐沢俊一村崎百郎の『社会派くんがゆく!』のシリーズを思い出します。『社会派くんがゆく!』に比べると『おまえが言うな。―私的ニッポン改造論』は非常に真っ当な感じで常識的な感じがします。北野誠は暴言、暴論を吐いていると語っているのが、なんだか切なく感じてしまいます。ちなみに『社会派くんがゆく!』の第1作目が発売されたのも2001年です。 政治ネタを得意とする芸人としては大川興業大川豊総裁もいますね。大川総裁インディーズ候補(泡末候補)をひたすら追いかけたり、政治家の本やグッズを集めたり、金や女から政治家をプロファイリングしたりするという、独自なアプローチの方法で政治をネタにしているところが面白いですね。残念ながら『おまえが言うな。―私的ニッポン改造論』にはそういった独自の視点というものもほとんどありません。「公共事業でゼネコンや土建屋ばかり太らせる政治はいけません」とか、「IT革命でインターネットや携帯電話が発達して便利になったけど人の結びつきは希薄になっている」なんて言われてもね。 おまえが言うな。―私的ニッポン改造論
おまえが言うな。―私的ニッポン改造論