ぶら~りネット探訪

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オリジナルラブの「東京 飛行」を聞いた

オリジナルラヴの「東京 飛行」を聞いてみました。 このアルバムは2006年12月6日に発売されたオリジナルラブの15枚目のオリジナルアルバムです。以前ここで紹介した「キングスロード」の後に発売されたアルバムになります。サウンド的には「キングスロード」に続き、力強いロックな感じです。「キングスロード」のときにも書きましたが、私はオリジナルラヴというと90年代前半の「渋谷系」のころのサウンドを思い浮かべるのですが、このアルバムからはほとんど「渋谷系」、「アシッドジャズ」といった雰囲気は感じられません。ギターが歪んでハートビートな感じです。 「ジェンダー」、「オセロ」といった曲はミドルテンポな曲から始まり、「2度目のトリック」からテンポが速くなり、曲調も激しくなっていきます。「明日の神話」は岡本太郎の同名の作品をモチーフに作られた曲だそうです。岡本太郎の「明日の神話」が修復され汐留で公開されていたのは知っていましたが、この曲は知りませんでした。イントロのピアノは岡本太郎のピアノでしょうか。「芸術は爆発だ」と言っていたCMで岡本太郎がピアノを弾いていた記憶があります。2コーラス目の「太郎と敏子のように」という歌詞がちょっとグッときますね。なんだかジョン&ヨーコ、シド&ナンシーのような感じがします。 「ZIGZAG」はタイトルとは反対にストレートなロックで、もしもチャンスがもう一回巡ってきた日のためにという歌詞が、なんだか青春応援歌みたいな感じで、泥臭くてベタな感じなのですが、その意外なところが私は好きです。「夜とアドリブ」はラテンな曲で、このアルバムでは少し異色な感じですがします。超現実的な歌詞と ラテンのリズムの組み合わせに不思議な浮遊感があり、東京上空から更に大気圏を突破し、宇宙に出て、さらに自分のからだから魂が抜けでてくような感じがします。これはト幻覚を見ていることを歌っているのでしょうか?それとも臨死体験を歌っているのでしょうか?この曲がこのアルバムのタイトル曲だと私は勝手に思っています。 最後の「エクトプラズム、飛行」はインストルメンタルでジャズの即興演奏のような、それでいてこのアルバムのエピローグのような感じてに聞こえます。とくにコンセプトアルバムというわけではないのですが、これでおしまいという感じですね。 東京 飛行
東京 飛行