ぶら~りネット探訪

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「幻の名盤解放歌集 絶唱!野坂昭如 マリリン・モンロー・ノー・リターン」を聞く

「幻の名盤解放歌集 絶唱!野坂昭如 マリリン・モンロー・ノー・リターン」を聞きいてみました。 野坂さんと言うと私は酔っ払ってテレビに出てる人というイメージが強いですね。昔の「朝まで生テレビ」とか「EXテレビ」とか。大島渚と一緒によく出てるような記憶もありますね。 野坂さんというとあとは「火垂るの墓」ですね。8月になる必ずと言っていいほど金曜ロードショーでアニメをやってますね。最近は実写のドラマもやってましたね。あのような小説を書いていますがテレビでの本人とのギャップがたまらないですね。そんな野坂さんですが2003年脳梗塞で倒れてしまって、現在はリハビリ中だそうです。 そして野坂さんは歌手でもあり、現在でも何枚かのCDは手に入れることができます。今回は「幻の名盤解放歌集 絶唱!野坂昭如 マリリン・モンロー・ノー・リターン」を聞いてみました。 「バージンブルース」は戸川純が「昭和享年」で歌ってので知っていましたがオリジナルを聞くのは今回が初めてでした。戸川純は微妙に歌詞を変えて歌っていたのが分かりました。以外と言っては失礼かもしれませんが、バックの演奏が非常にいいですね。音の分厚さとノリの熱さを感じます。野坂さんの歌ももちろんいいですね。 「黒の舟歌」はおそらく野坂さんの歌の中で一番有名な歌ではないかと思います。オリジナルとと3/4拍子のバージョンも入っています。 「マリリン・モンロー・ノー・リターン」は初めて聞いたのですが、凄い曲ですね。いきなり「この世はもうじきおしまいだ」という歌いだしの歌詞に痺れました。他の歌詞もかなり衝撃的で刺激的でサイケデリックな感じさえします。コーラスの「ノー・リターン」の発音が非常にいいのもなんだかいい味出しています。「赤ん坊作るにゃ、遅すぎる」という部分は現在の少子化倖田來未の発言を予想していたような気がします。 「チュウインガム・ブルース」は終戦直後のことを歌になっています。この歌の中に出てくる「星の流れ」という歌は戸川純が「昭和享年」でもカバーしています。浮浪児の「俺」を助けてくれた夜の女のリリーさんの思い出が歌われています。リリーさんの運命が非常に悲劇的で非常にせつないですね。最後の野坂さんの「ギブミーチュウインガム、ギブミーシガレット、シガレット」という台詞がまた切ない。