ぶら~りネット探訪

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岡田斗司夫の「世界征服」は可能か?」を読んだ

岡田斗司夫の「世界征服」は可能か?」を読んでみました。最近の岡田斗司夫と言いますと、ダイエット本「いつまでもデブと思うなよ」が話題になっていましたね。なんかギスギスした感じになってしまって、私は太っていたときの岡田斗司夫の方が見た目は好きですね。 「世界征服」は可能か?」という本はアニメや特撮などに登場する悪の組織が目指す「世界服」について真面目に考えみた本となっています。仮面ライダーのショッカーやレインボーマン死ね死ね団とかヤマトのガミラス帝国とかガンダムジオン公国などの例を出して「世界征服」とは何か、「世界征服」は可能なのか、「世界征服」に旨味などということについて考えています。 「世界征服」を」目的別に「人類の絶滅」(ガミラス帝国)、「お金が欲しい」(ヤッターマンドクロベエ)、「支配されそうだから逆に支配する」(ジオン公国)、「悪を広める」(ピッコロ大魔王)の4つのタイプに分類したり、支配者のタイプも「魔王」(死ね死ね団)、「独裁者」(バビル二世のヨミ様)、「王様」(レッドリボン総帥)、「黒幕」(カリオストロ伯爵)の4つに分類しているところが非常に分かりやすく面白いですね。アニメや特撮の架空の話だけでなく、モンゴル帝国ヒトラー、北の将軍様こと金正日も例になっています。ちなみに金正日は「王様」(バカ殿)のタイプに分類されています。ジオン公国の現実のモデルは大日本帝国と書かれています。軍服や新兵器を次々に開発するところはナチス・ドイツなんですけどね。ギレンはデギンに「ヒトラーの尻尾」と言われてましたね。 世界征服の手順の説明の後の最終的な結論としては世界征服は旨味がないという結論になってます。まじめな歴史の話や現在の情報化社会や階級社会の話は、私に教養がないせいかあまり面白く感じられませんでした。 一つ気になったのはモデルケースとしてオウム真理教が取り上げられていますが、「世界征服」という点から言うとあの宗教団体について触れられていないのが少し残念ですね。 「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書 61)
「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書 61)