ぶら~りネット探訪

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「攻殻機動隊S.A.C.1」を見る

テレビ版「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」のDVDの1巻を改めて見てみました。 1話目の「公安9課」はイントロというか「攻殻機動隊」の世界観を紹介しているような内容になっているので物語としてはいま一つな感じです。タチコマもとりあえずで出来ますが見せ場もセリフもありません。しかし、草薙素子の最初のセリフが後の「笑い男事件」に直接ではありませんが繋がっていくことになっています。 事件は解決しましたが、外務大臣と脳を入れ替えて外務大臣になりすましていたのは誰だったかというはっきりとした説明はされません。このシリーズではこのような形で物語が終わる話がいつくか出てきます。(2話目の「暴走の証明」も)私はこういった作り方はなかなか好きです。 2話目の「暴走の証明」は色々な見方ができる話になっていて、このシリーズの中でも好きな話の一つです。基本的には戦車(多脚戦車)が暴走し、それを9課が止めるという話ですが、どうして戦車が暴走したのか?どうやって暴走を止めるかというのがこの話の見所です。 私はサイトーが遠距離から狙撃しょうとするシーンが非常に好きです。暴走する多脚戦車の昆虫の様な動きもちょっと気持ち悪くて好きですね。そんなメカやアクションも見どころですが、暴走の理由がとても切なくて何とも感傷的な気分になります。草薙素子が戦車の中の脳を焼き切って止めるときに流れる走馬灯のようなシーンは何度見てもグッときます。山寺宏一もこのシーンの試写を見てときにスタッフ、出演者が「これはいける」という手ごたえを感じたとインタビューで語っていたいました。 ちなみにこの「暴走の証明」は平成14年度文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門優秀賞を取っているそうです。もう6年も前の作品ということに驚きました。 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 1 [DVD]
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