ぶら~りネット探訪

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相撲協会が杉山邦博さんの取材証をはく奪

毎日インタラクティブによりますと、日本相撲協会北の湖理事長は10日、横綱朝青龍に関する一連の騒動に関してテレビで解説をした東京相撲記者クラブ会友杉山邦博さん(76)=日本福祉大学客員教授=の発言が協会批判にあたるとして、協会発行の取材証を返還させたそうな。事実上のはく奪で、これに対し、同クラブは11日、抗議文を提出したが、理事長側は返還に応じていないそうな。 朝青龍騒動で杉山さんはあちこちのテレビに出演して辛口のコメントをしてましたが、まさかそんなことで東京相撲記者クラブの取材証を相撲協会がはく奪するとは!ちなみに北の湖理事長は杉山さんの言動の何が問題なのかと言う質問に対して次のように口頭で答えたそうな。
(1)8月中旬の朝の民放情報番組で「朝青龍への処分に対しては弁護士や識者を入れて決めるべきだ」というコメンテーターの発言に杉山さんがうなずいたのは相撲協会批判にあたる (2)テレビ出演の際の肩書が「相撲評論家」「相撲ジャーナリスト」となっているが、こうした立場の人には(記者でないので)取材証を発行できない
さすがは北の湖理事長、さすがは相撲協会ですね。他のコメンテーターの意見にうなづくだけでも許せないということですか。 杉山さんは元NHKのアナウンサーで名実況アナだった人です。私は杉山さんの全盛期は知りませんが、10年くらい前まではNHKを退職したあとでも中日などのゲストで呼ばれていた記憶があります。今でも砂被りのちよっと後の席に座っているのをテレビで見ることができます。競馬で言えば杉本清さんみたいな人ですね。そんな大相撲を長年支えてきた杉山さんに対する今回の相撲協会のやり方は酷いですね。 日本の記者クラブ制度というのは色々な問題がありますが、プロスポーツとマスコミというかジャーナリズムの関係と言うのは相撲に限らずあまりいい関係とはいえませんね。取材される側は「取材させてやっている」という意識が強く、批判的な言動を行うとすぐに「取材拒否」となるケースがいままでもあちこちでよく聞きました。プロ野球ではこういった話はあまり聞きませんが、「取材される側」と「取材する側」が癒着しているたためで、プロ野球関係の報道、特にテレビ、ラジオ、スポーツ新聞で突っ込んだ話がされないのはこのためですね。素晴らしい部分は褒めるけど、拙い部分については厳しく指摘してくのがジャーナリズムだと思います。 予断ですが、この朝青龍騒動で龍虎さんが「朝青龍は一人横綱だった期間が長かったから21回も優勝できた」みたいなことをテレビで言っていたのが非常に記憶に残っています。