ぶら~りネット探訪

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「ナイアガラで恋をして」を聞く

大瀧詠一のトリビュートアルバム「ナイアガラで恋をして」を聞いてみました。 「ナイアガラで恋をして」は2002年に大瀧詠一とはほとんど縁もゆかりもないワーナーミュージックジャパンからリリースされたアルバムです。 正直、このトリビュート盤はあまり面白くありません。大瀧詠一本人が歌った曲ではなく、提供した曲が11曲中5曲もあるというのがひっかかります。また、「ロングバケーション」以降の曲が11曲中8曲というのもバランスがよくないですね。 そんなトータルではあまり面白くないアルバムですが、個々の曲ではすばらしい曲は何曲かあります。 前川清の「幸せな結末」はオリジナルとは対照的にしっかりとした歌が印象的で、原曲のよさを改めて感じました。オリジナルの大瀧詠一の歌は高田文夫に鼻歌と言われてたくらい、軽く歌われていました。ドラマの主題歌になってヒットしてましたが、歌声の軽さもあって非常に手抜きと言う印象が強かったのですが前川清が歌ったものを聞くと印象がガラッと変わりました。 Deen & 原田知世の「夢で逢えたら - Afternoon Cafe Style」もいい感じですね。「夢で逢えたら」は非常に多くの人に歌われている歌で、私は吉田美奈子、シリア・ポール、土岐麻子坂上香織のバージョンしか聞いたことがありません。「夢で逢えたら」のカバーだけで1枚のアルバムが作れてしまいそうですね。実現はかなり難しいと思いますが、面白い企画だと思うのですがとこかのレコード会社で作ってみて欲しいものです。 川井郁子 + パール兄弟の「Niagara Ondo Medley ~Let’s Ondo Again/ナイアガラ音頭/うなずきマーチ(Instrumental)/ナイアガラ・ムーン」も非常にうれしい曲ですね。サエキけんぞう大瀧詠一のやっていたラジオ番組「GO! GO! Niagara 」のリスナーだったそうなので、このアルバムの中で最もマニアックかつ愛のある選曲になっています。「音頭」という大瀧詠一の長年追求してきたテーマを全く別の角度がアプローチしているところが素晴らしいですね。窪田晴男のギターで音頭のリズムが刻まれるているのが何ともいえない味わいがあります。「うなずきマーチ」がインストなのがちょっと残念ですね。良く考えるとこのメドレーも大瀧詠一本人が歌った曲は「ナイアガラ・ムーン」だけなんですよね。 ナイアガラで恋をして ~大瀧詠一トリビュートアルバム
ナイアガラで恋をして ~大瀧詠一トリビュートアルバム