ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

「そこがいいんじゃない!みうらじゅんの映画批評大全1998‐2005」を読んだ

プロフィールなどの趣味の欄にとりあえず書いてしまうのが「読書」、「音楽鑑賞」、「映画鑑賞」。私も「読書」と「音楽鑑賞」は書いたりします。しかし、「映画鑑賞」と書いたことはないですね。正直なところ、趣味は映画と言うほど私は映画は見ていません。年間でもビデオ、DVDを含めても10本見れば多い方ですね。 そんな私ですが映画関係の本はけっこう好きでよく読んだりします。こういった本のいいところは映画を実際に見なくても映画を見た気にさせてくれるのと、映画のどーでもいい周辺情報が得られたりするところがいいですね。 「そこがいいんじゃない!みうらじゅんの映画批評大全1998‐2005」は雑誌「映画秘宝」に書かれたみうらじゅんのコラムをまとめた本です。みうらじゅんの本なので「映画批評大全」なんて偉そうなタイトルがついてますが、内容はいつものよう軽く、含蓄のあるようなないようなものになっています。 「まえがき」の後にある「タイタニック2」の漫画の内容がそのまんま「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」なのがまず笑えます。ここで取り上げられている映画は東宝怪獣映画、マカロニウエスタンブロンソン、「シベ超」などB級映画、カルト映画と言われるものがほとんどですが、「タイタニック」や「たそがれ清兵衛」、「世界の中心で愛を叫ぶ」なんてメジャーどころも抑えてあったりします。 ジェームス・キャメロンジージャンを着たオタクたち(キャメロン自身でもある)よりも若いお姉ちゃんにモテたくて「タイタニック」を撮ったという勝手な仮説が私はとても気に入りました。「デカプリオでいこうと思うてんねん、今度の新作」というジェームス・キャメロンの関西弁の台詞にもグッときました。ジェームス・キャメロンは「タイタニック」以降、映画を撮っていませんが、おそらく、再びジージャンズのための映画(オタク向け)を撮るか「タイタニック」みたいな一般受けするのかでずっと悩んでいるのだと思います。 そこがいいんじゃない!みうらじゅんの映画批評大全1998‐2005
そこがいいんじゃない!みうらじゅんの映画批評大全1998‐2005