ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

「ラストサムライ」を見た

日曜洋画劇場40周年特別企画「ラストサムライ」を見ました。 日本を舞台にしたハリウッド映画と言えば、最近では「キル・ビルVol.1」や「SAYURI」などアメリカ人の日本を勘違いした描写が盛りだくさんで違う意味で楽しめたりするものですが、「ラスト・サムライ」は以外にまともに作られていて逆に驚きました。とは言っても細かいツッコミどころはいっぱいあります。しかし、そういう部分がさほど気にならない程度に物語としては上手くできていると思いました。(小雪がわざわざ小さな滝みたいなところで髪を洗うところはさすがに笑えました) 「アラビアのローレンス」、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」流れを汲む「白人酋長モノ」の映画ではありますが、主演のトム・クルーズが物語の中では狂言回し的な存在で渡辺謙明治新政府との対立が物語の軸となっているところが今までの「白人酋長モノ」とはちょっとだけ違う点ではないでしょうか。 渡辺謙が支配する村(城下町とかではなく村)を忍者が襲うシーンがあるのですが、忍者が巨大な爪の武器持っていたのが、「ルパン三世 カリオストロの城」に出てきたカリオストロ伯爵の手下を思い出しました。忍者が後ろから見張り役の口を塞ぐところはエヴァンゲリオンの映画版で戦自がネルフ本部に突入するときのシーンに似てました。しかし、「ラストサムライ」の忍者は小型のボーガンを持ってましたね。あれは、ちよっとやり過ぎのような気もします。 最初の桜のシーンで桜があまり綺麗に撮れていなかったのは残念でした。最後の合戦の後の桜は上手く撮れていただけに残念でした。殺陣も合戦の乱戦では迫力ある映像に見えるのですが、1対1あるいは1対複数のシーンではトム・クルーズも相手の日本人も重心が高く、手先だけで刀を操っているように見えてしまっているのが残念でした。真田広之も出ていたのだから、真田広之の師匠であるサニー千葉こと千葉真一も呼べばよかったと思います。 でもよく明治維新直後という時代設定をよくアメリカ人が思いつき、実際に映画にしてしまったと改めて感じます。こういう映画は日本人がちゃんと金を出して作らないといけませんね。しかし、「ブレード・ランナー」や「ブラックレイン」のリドリー・スコットやポール・ヴァーホーベンが日本の時代劇を撮ったらどんな感じになるんでしょう? ラスト・サムライ
ラスト・サムライ