ぶら~りネット探訪

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リリー・フランキーの「マムシのanan」を読んだ

リリー・フランキーの「マムシのanan」を読んでみました。 タイトル、装丁は小泉今日子の「パンダのan an 」のパクリです。元々小泉今日子の「パンダのan an 」と同じく雑誌の「anan」に連載されていたエッセイをまとめてたものでパクリと言っても関係者にも承諾済みとあとがきにも書かれています。 以前にリリー・フランキーみうらじゅんは同じ匂いを感じると書きましたが、この「マムシのanan」を読む微妙な二人の違いに気がつきました。 ちなみに、みうらじゅんは京都出身で1958年生まれでリリー・フランキーが北九州出身で1963年生まれで二人とも武蔵野美術大学出身、絵は二人とも下手ウマでちょっとかわいい感じのゆるいキャラクターを描いている。二人とも車の免許を持っていない。 「マムシのanan」は女性誌に書かれたエッセイであるため、恋愛関係の話題が非常に多いのですが、リリー・フランキーはけっこう明け透けに際どいことを書いていますが、ときどきホロりとさせられるいい話があり、ハッとさせられます。こういった部分を全開にすると「東京タワー」(私は読んでいませんが)のようなモノができててしまうでしょう。私は「贈り物」の話にはホロリとさせられました。そして、さりげないカッコよさの演出と言うのもリリー・フランキーには感じます、贈り物には最近は花を贈ることにしていたり、簡単に約束をしないところとか、けっこういい加減なイメージがありますがある意味、男気を感じる部分が所々に感じます。 みうらじゅんにも男気を感じる部分はもちろんありますが、恋愛を照れずに語ったたり、さりげなくホロりとさせる「ちょっといい話」を語ることはありません。常にマイブームについて熱く語り、常に笑いを取ることを考えている気がします。そこが、みうらじゅんに「東京タワー」的な大ヒットが出ない原因ではないかと思います。そう言えば「アイデン&ティティ」という漫画がありましたね。映画にもなりましが。いまひとつ盛り上がりませんでしたなぁ。 マムシのanan
マムシのanan