「世にも奇妙な物語」を見ました。私は特に「世にも奇妙な物語」が好きだったわけではなかったのですが、番宣を何度か見ていたら見たくなって、見てしまいました。
私が「世にも奇妙な物語」が好きなところは不条理な所や救いのない後味の悪いエンディングです。今日放送された最後の2本はハッピーエンドとなっていましたが、全体的な構成を考えると全てがバットエンドではバランスが悪いですからね。
堂本光一の「昨日公園」が私は今回の中では一番面白く感じました。死んでしまう友人を「昨日公園」に行って昨日にタイムスリップしてなんとか助けようとするけど、結局助けられないという話。階段から落ちたり、工事現場の鉄骨が落ちてきたり、強盗に襲われたり、火事になつたり、これがちゃんと映像になっているのがとても可笑しかったですね。「昨日公園」に行って何度もやり直して、同じ場面の繰り返しになるところも好きですね。ちょっと押井守ぽいですね。
広末涼子の「鏡子さん」は基本的にはベタな怪談という感じの展開で、いまひとつな感じでしたが最後に広末涼子も刑事に殺されるというラストがさすがに「世にも奇妙な物語」だと思いました。「部長OL」も古典的な男女の体と心が入れ替わってしまう話でラストで課長OLになるというのはかなり苦しいものがありました。
「世にも奇妙な物語」は特番として新作をやるのはいいのですが、もう少し地上波で再放送をやってもらいたいものです。
