ぶら~りネット探訪

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春風亭昇太の「ぞろぞろ」を聞く

春風亭昇太の落語のCD「ぞろぞろ」を聞いてみました。

春風亭昇太は今年の5月から「笑点」の大喜利の新メンバーに加わった落語家です。私は高田文夫の「ラジオビバリー昼ズ」でその存在を知りました。

春風亭昇太落語芸術協会の所属で主に新作落語を演る落語家で、彼の新作落語高田文夫が「ラジオビバリー昼ズ」や立川藤志楼として高座に上がったときに枕でよく揶揄されていた記憶があります。

NHKの「笑いが一番」にも「笑点」のレギュラーになる前は出ていて、新作落語を演じていた記憶がありますが、私は彼の落語の内容はほとんど覚えていません。今回が初めてCDというかたちでちゃんと春風亭昇太を聞いたことになります。

このCDには「ぞろぞろ」、「つる」、「力士の春 」が収録されています。「ぞろぞろ」、「つる」は古典落語で「力士の春 」が新作落語となっています。「ぞろぞろ」は立川談志が演じたものを以前CDで聞いたことがあります。談志の「ぞろぞろ」は登場人物の設定がアレンジされていますが、昇太は昔のままでした。昇太の「ぞろぞろ」では茶屋(荒物屋)の爺さんと床屋で神様の利益に差が出るのが酒の味というのが、この噺の肝で笑わせどころだと思うのですが、正直いまひとつな感じでした。

「つる」は前座噺のようですね。この噺もいまひとつですね。昇太のオリジナルの「力士の春」はまぁまぁ面白く感じられました。親に力士になるために育てられた小学生の噺で、思考や行動が全て相撲になってしまう主人公の小学生というのは、相撲を野球やサッカーに置き換えると実際にいそうな感じがしないでもありませんが、やはり相撲だからこそ笑える話だと思います。余談ですが私は吉田戦車の「戦え!軍人くん」という漫画でマッドサイエンティストの軍人が人類を力士に変えてしまうガスを発明する話を思い出しました。

昇太 ぞろぞろ「ぞろぞろ」「つる」「力士の春」