ぶら~りネット探訪

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スティーリー・ダンの「Gaucho」を聞く

ドナルド・フェイゲンのソロ・アルバム「Morph the Cat」が最近発売されたのですが、私はまだ聞いていません。代わりにスティーリー・ダンの「Gaucho」について感想を書いてみます。 私がスティーリー・ダンについてCDを買って聞き始めたのは2000年の「Two Against Nature」からです。 ドナルド・フェイゲンの「The Nightfly」は知っていはいましたがシングルカットされた曲のみでアルバムとしてちゃんと聞いたのは「Two Against Nature」からになります。 「Two Against Nature」が発売された当時、J-WAVEスガシカオの番組で「スティーリー・ダンは確かに音はいいけど・・・」と言い訳しながらスガシカオはよくスティーリー・ダンの曲をよくかけていました。その頃より話は前になりますが、東芝EMIからYMOのCDが再発売され、ベスト盤の細野さんの書いたライナーノーツには後期のYMO坂本龍一高橋幸宏が少なからずスティーリー・ダンの影響を受けていたという話が書いてありました。「YMOに影響をあたえるスティーリー・ダンって、どんな感じなのだろう?」と思って私が改めてスティーリー・ダンを聞いてみて思ったのは「AOR」や「大人の音楽」という平凡なものでした。しかし、何度もきいていくうちにフュージョン的な匿名的なテクニック至上主義みたいなものでも、単純なAORみたいなものではないということがなんとなくわかってきました。 活動休止期間が長かったり、「Gaucho」以降は完全にバンドとしてはではなくセッションミュージシャンを中心にレコーディングを行ったりはしていますが、 それもまたスティーリー・ダンの味というか個性ですね。 で、「Gaucho」ですが、「Hey nineteen」が一番好きです。私の中でスティーリー・ダン関係の曲のなかで「Hey nineteen」はベスト5に入るくらい好きです。ギターというかギタリストの使い方が贅沢であるという話もありますが、まったりとしてそれでいてシャキシャキとしたリズムとコーラスの絶妙なバランスが好きです。「Babylon Sisters」もいい曲だと思います。サビのフレーズがも割とはっきりとしているのでスティーリー・ダンをよく知らない人にはとっつき易い曲かもしれません。「Time Out Of Mind」もリズムがシャキシャキとしてとっつき易い曲ですね、まぁ、このアルバムにはほとんど捨て曲のような曲がないと思います。しかし、遡ってスティーリー・ダンのアルバムを聞いて比較してみると、このアルバムは確かに完成度は高いのだけど、あまりにも完璧に綺麗に作りすぎていてる気がしないでもない。 Gaucho
Gaucho