80’sアイドルJAPAN1
80年代アイドルのコンピレーション盤です。松田聖子、中森明菜、小泉今日子などの80年代を代表するアイドルの曲は1曲も入っていません。入っているのはB級アイドルが中心です。
収録曲は以下の通りです。
1.赤と黒(岩崎良美)菊地桃子、原田知世、堀ちえみ、早見優はB級アイドルとは言い難いのですが早見優の「夏色のナンシー」(筒美京平の曲)以外はなぜかヒット曲は収録されていません。大人の事情というやつでしょうか?石川ひとみの「まちぶせ」(ユーミンの曲)と伊藤つかさの「少女人形」はヒットしてますね。2.えとらんぜ(林紀恵)
3.まちぶせ(石川ひとみ)
4.少女人形(伊藤つかさ)
5.やったね MARIKO!(ラジオっ娘)
6.ときめき Touch Me(渡辺めぐみ)
7.ねらわれた少女(真鍋ちえみ)
8.月曜日はシックシック(三井比佐子)
9.悲しいくらい ほんとの話(原田知世)
10.さよならの物語(堀ちえみ)
11.微熱かナ(伊藤麻衣子)
13.タブー(小出広美)
14.お・ね・が・い(森尾由美)
15.♂(オス)・♀(メス)・Kiss(松本明子)
16.蒼い多感期(宇佐美ゆかり)
17.青春のいじわる(菊地桃子)
18.ドゥ・ユー・リメンバー・ミー(フローレンス・芳賀)
しかし、改めて聞くと80年代のアイドルって歌の上手い、下手が極端ですね。岩崎良美、石川ひとみはかなり上手いのですが、伊藤つかさ、真鍋ちえみ、ラジオっ娘、三井比佐子、伊藤麻衣子は本当に下手ですね。
松本明子の「♂(オス)・♀(メス)・Kiss」が聞きたくて実はこのCDを借りたのですが、この曲の作曲/編曲が後藤次利でバックの演奏はベースがウネウネしてて結構かっこいいと思いました。松本明子の歌とこの曲のタイトルと歌詞がかなりマイナスになっている気がします。後藤次利は80年代後半から90年代のアイドル歌謡を中心にかなり売れましたが、その辺の片鱗がこの曲からも感じます。
もう一つこのCDで注目なのが真鍋ちえみの「ねらわれた少女」です。この曲の作曲/編曲は細野晴臣です。まさに後期YMOのサウンドです。しかし、ながら真鍋ちえみの歌が壊滅的で全くと言っていいほど歌とバックの演奏が溶け合っていません。作詞の阿久悠も「やっつけ仕事ぽい」ですね。細野さんだけ一人がんばっている印象です。
改めて考えると80年代アイドルって結構しぶとく生き残ってますね。このCDに名を連ねる元アイドルでも原田知世、堀ちえみ(関西限定らしいですが)、伊藤麻衣子(名前の表記が変わりましたが)、森尾由美、松本明子、菊地桃子はテレビで見ることができますね。