ぶら~りネット探訪

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山口百恵の「ベスト・セレクションvol.2」を聞く

ベスト・セレクション(2)
ベスト・セレクション(2)
中森明菜「歌姫」に入っていた「愛染橋」をオリジナルの山口百恵のものと聞き比べてみたくて山口百恵の「ベスト・セレクションvol.2」を聞いてみました。 人によって好き好きがありますが、私はオリジナルの山口百恵の「愛染橋」の方が好きですね。理由は山口百恵の方が高音の伸びがキレイに聞こえるからです。中森明菜の歌声は全体的なぼやけたような雰囲気があり、聞き比べてみると私としてはいまひとつな感じですね。 話を山口百恵の「ベスト・セレクションvol.2」に戻します。私は山口百恵の「ベスト・コレクション」は以前から持っていたので、「ベスト・セレクションvol.2」はかなりダブっている曲があり(借りてきたものなので財布にはそんなに響きませんが)、「愛染橋」、「愛の嵐」、「しなやかに歌って」、「謝肉祭」、「惜春通り」、「乙女座宮」を改めて聞いたことになります。 「愛の嵐」がいいですね。ハードロック風なギターがイントロと間奏には入っていますが、歌が始まるとあまり目立たなくなるのはちょっと残念。「炎と書いてジェラシー」、「狂うと書いてジェラシー」という歌詞が素敵ですね。さすが阿木燿子ですね。 「ロックンロール・ウィドウ」はギターが全面的に入っている典型的な3コードのロックンロールで、よくこの曲はレッド・ツェッペリンの「ロックンロール」に似ていると言われますが、3コードのロックンロールは似てしまうのはしょうがないものですが、歌メロやギターの入り方などが似てます。この歌詞に出てくるロックンローラーってモデルはいるんですかね?矢沢永吉とか想像してしまいますが、ちょっと違いますね。う~ん「カッコカッコカッコばかり先走り」が「ロンリ、ロンリ、ロンリータイム」に聞こえてしまう。でも歌謡曲でここまでやってくれるのはいいですね。 後はそれほど改めて聞いて、強く印象に残った曲はなかったのですが、全体的に山口百恵の歌は非常にレベルが高いと改めて思いました。曲も非常にいい曲ばかりですし。でも、阿木燿子/宇崎竜童夫妻の作品の方が私は好きですね。さだまさしの「秋桜」や谷村新司の「いい日旅立ち」は暗いというか貧乏臭さが嫌です。「愛染橋」の作詞は松本隆だったのですね。(松本隆は作詞家で「はっぴいえんど」のドラマーだった人で、松田聖子大滝詠一の作詞をした人)全然、松本隆らしくないですね。ちなみに大滝詠一もアルバムの中の曲ですが1曲、山口百恵に曲を提供しています。 このアルバムを聞いて、色々と山口百恵の周辺の情報を調べてみて改め山口百恵の芸能史の中での存在の大きさを感じました。