攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX の「全自動資本主義」を改めて見ました。この作品を改めて見ようと思ったのは
ライブドアショックがあったからです。
ストーリーを簡単に説明しますと、中国マフィアが金融機関を狙っているという情報をキャッチした公安9課が中華料理屋に潜む中国マフィアを事前に検挙します。しかし、その中国マフィアを調べると大物
個人投資家横瀬兼元氏の情報を持っていて、実は検挙した中国マフィアは囮で別の殺し屋が
横瀬兼元氏の元に迫っていて、さて公安9課はどうする?というお話。
ストーリー的には
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの中では「
笑い男事件」から独立しているし、いまひとつな内容なのですが
横瀬兼元というネーミングや中国人マフィアのサイボーグ、フェムがコインを弾丸にした銃(腕に内蔵されている仕込杖みたいな感じの銃、「
コブラ」のサイコガンみたいな感じ)を武器にしていたり、その殺し屋の「
横瀬兼元、貧しき物から搾取した、お前の大好きな金で死ね!」というセリフが素敵です。中国のマフィアのフェムは銀行員になりすまして
横瀬邸に進入するところも妙なリアリティを感じます。
横瀬邸にはメイドロボットがいるのも笑えますな。メイドロボットにもそれなりの戦闘能力はあるようなのですが、あっさりとフェムや
草薙素子に破壊されてしまいます。
現在、身の危険を感じて森タワーの
ライブドア本社に篭っている
ホリエモンに見ていただきたい作品ですな。
ホリエモンも銀行や証券会社などの外部の人間には注意した方がいいですな。「
ホリエモン、貧しき物から搾取した、お前の大好きな金で死ね!」なんて言われちゃいますよ。しかし、「人の心も金で買える」と言っていた
ホリエモンが暗殺者に怯えて引き篭もっていというのは愉快ですな。暗殺者も警察も検察も買収すればいいのに。