ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督の『キングコング: 髑髏島の巨神』を見ました。
時はベトナム戦争が終結した1973年、特務機関モナークは地球観測衛星ランドサットによって未知の島を発見する。モナークはベトナムから帰還予定だったパッカード大佐の部隊と元SASのコンラッド、女性戦場カメラマンのウィーバーを引き連れてヘリコプターで未知の島「髑髏島」に向かうがいきなりキングコングに襲われてしまう。さて、一行は無事に髑髏島から生還することができるのか?!というお話し。
感動した!こんな怪獣映画を待っていました!『シン・ゴジラ』は正直、鈴木先生が活躍しすぎだったり、正直モヤモヤしたものが残りましが『キングコング: 髑髏島の巨神』はスッキリしました。コングの暴れっぷり、パッカード大佐の馬鹿ぷり、スカル・クローラーの不気味さも良かったです。
メンバーが髑髏島の怪獣に次々に襲われていく所は今まで怪獣映画やホラー映画などで何度も見てい出てベタなシーンですがよく出来ていました。『エイリアン」や『スターシップ・トゥルーパーズ』の影響を感じられるシーンもありました。キャプテン・サンタみたいなマーロウも面白いキャラでした。第二次大戦でマーロウと戦っていたイカリ・グンペイを演じていたのはMIYAVIだそうです。
N.W.A.の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』でドクター・ドレーを演じていたコーリー・ホーキンスとイージー・Eを演じていたジェイソン・ミッチェルも出演していたのも後になって知りました。『キングコング: 髑髏島の巨神』も『ストレイト・アウタ・コンプトン』もレジェンダリー・ピクチャーズの制作です。
後でウキペディアを見たら監督のジョーダン・ヴォート=ロバーツは日本のアニメやゲームの影響を受けているそうです。たしかにバンブー・スパイダーはエヴァンゲリオンに出て来た第9使徒マトリエルみたいでした。女性戦場カメラマン、ウィーバーがヘリコプターの下敷きになったスケル・バッファローを助けようとするところはナウシカを思い出しました。
ツッコミ所は女性戦場カメラマン、ウィーバー役のブリー・ラーソンのルックスが微妙なところでしょうか。キングコングと言えば金髪美女との絡みがかかせません。ジェシカ・ラングとかナオミ・ワッツに比べるブリー・ラーソンはちょっとアレでした。逆にジン・ティエンは綺麗でした。最初はなんでキングコングに常盤貴子が出ているのか?しかも若返っている!と思いましたがジン・ティエンという中国の女優さんでした。
ジェファーソン・エアプレインの『ホワイト・ラビット』がかかるのは『プラトーン』のオマージュ何でしょうか?デビッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』、ブラック・サバスの『パラノイヤ』などもかかっていました。