ぶら~りネット探訪

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ステイゴールド亡くなる

JRAによります、 2001年香港ヴァーズ(GⅠ)を優勝するなど重賞を4勝し、種牡馬として本年はブリーダーズスタリオンステーション(北海道日高町)に供用されていたステイゴールド号(牡・21歳)は、2月5日(木)に大動脈破裂のため、死亡したそうな。

確かにこのニュースを聞いた時は驚きました。冷静に考えると馬の21歳というのは高齢の方になるので早すぎる死とは言えません。しかし、残念です。

私がステイゴールドの存在を知ったのは1997年のマチカネフクキタルが勝った時の菊花賞でした。サンデーサイレンス産駒で母はサッカーボーイの全妹ということ気になってはいましたが、見せ場もなく8着。忘れかけていた翌年の春の天皇賞メジロブライトの2着に突っ込んで、重賞の常連になりGⅠレースではほぼ全てのレースは見ています。秋の天皇賞、JCでは生で見ています。

勝ち味に遅い、切れる脚がない、ジリジリ追い込んで2、3着がやたらに多いというステイゴールドの特徴はネガティブな要素ばかりでしたが、「いつかはスッキリ勝ってくれるのではないか」という思いステイゴールド絡みの馬券を買っていました。2000年の目黒記念と2001年の日経新春杯のときはステイゴールドが出走していることを知りませんでした。

1999年の秋の天皇賞スペシャルウィークに直線で交わされたときの写真が京王線のポスターになっていたのも覚えています。スペシャルウィークステイゴールドエアジハード、スティガーがほぼ横一列では迫ってくる構図が印象的でした。

1999年のグラスワンダーが勝った時の宝塚記念はPATでステイゴールド絡みの馬券を買おうとしたらパソコンのモデムが壊れてしまったことを思い出しました。2001年の京都大賞典でやっとテイエムオペラオーに先着し、1着でゴールと思ったらナリタトップロードの渡辺 薫彦騎手を落馬させて失格。この京都大賞典とドバイのシーマクラシック、引退レースの香港の香港ヴァーズの:走りは全く別の馬が走っているような感じさえしました。

正直、種牡馬になってこんなに活躍するとは全く想像していませんでした。重賞を勝つような馬は1頭出ればいいかなって思っていたら、ドリームジャーニーが朝日を勝ち、ナカヤマフェスタ宝塚記念を勝って凱旋門で2着になり、オルフェーヴルの3冠、ゴールシップ、フェノーメノレッドリヴェールとGⅠを勝つを馬を続々と送り出すなんて。

ステイゴールド産駒でGⅠを勝つような馬はあまりステイゴールドには似ていません。2歳から活躍する時点ですでに父を超えています。ナカヤマナイトやアイスフォーリスといった馬を見るとどうにも「もどかしい」気分になり、ステイゴールドらしさを感じて妙に安心した気分になります。最近はゴールドシップもこっちの方に近づいている気がします。アッシュゴールドの今ひとつパッとしない感じも悪くないですね。目黒記念マイネルメダリストで親子制覇を達成しているのでアッシュゴールド日経新春杯制を狙ってもらいたいですね。

ステイゴールドは現役時代も種牡馬時代もとにかく「驚き」を与えてくれる馬でした。ご冥福をお祈りします。

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