ヒューマントラストシネマ渋谷で行われている『未体験ゾーンの映画たち』という特集上映で『
ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』を見ました。
堤幸彦監督で
阿部寛と
仲間由紀恵が出ている『
トリック劇場版 ラストステージ』ではなく『
ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』です。
ポール・ヴァーホーヴェンはオランダ人の映画監督で『
ロボコップ』、『
氷の微笑』、『
スターシップ・トゥルーパーズ』、『
ショーガール』、『
インビジブル』といった映画の監督をしています。
ポール・ヴァーホーヴェンの映画はけっこう大味でエロ・グロ・ナンセンスが満載で、それでいて裏には強烈な皮肉やメッセージが込められていたりします。イメージ的には
テレビ東京の『
午後のロードショー』が似合いそうな感じですが、日テレやテレ朝でも
ポール・ヴァーホーヴェンの映画はかかっています。
『
ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』は前半の30分がメイキングと言うかこの映画の製作中の
ポール・ヴァーホーヴェンのインタビューを中心としたドキュメンタリーで、後半の50分が本編となっています。全くこの映画に情報を入れずに見たため、いきなりドキュメンタリーが始まったので非常に驚きました。ドキュメンタリーの中で映画は50分と言われていたので、そこで納得しました。正直、ドキュメンタリーのパートは何度か寝てしまいました。ネタバレに繋がるメイキングシーンがあるのはちょっとどうかと思いました。冒頭の4分間だけプロの脚本家が書いて、それ以降は一般公募で集められた脚本から
ポール・ヴァーホーヴェンが選んで制作されたそうです。
会社を経営しているレムコは妻と一男一女と暮らし、50歳を迎え、誕生日パー
ティーを自宅で開いた。パー
ティーに日本で暮らしていたはずのレムコの元愛人ナジャが大きなお腹で現れ、レムコ一家がてんやわんやになると言うお話。
ちょっと下品な
ウッディ・アレンの映画を見ているような感じがしました。嘔吐シーンやオッパイといった
ヴァーホーヴェンらしさも随所に見られますが、起承転結がはっきりしていてまとまりが良い作品になっています。インタビューの中で
ヴァーホーヴェン自身が話のつじつまを合わせること上手く着地させるかが大事だと語っていました。
ロマン・ポランスキーの『
おとなのけんか』にもちょっと似ている感じがしました。初めて見るオランダ人の役者さんたちも良かったですね。レムコの現愛人役の女優の脱ぎっぷりの良さにも驚きました。レムコの子どもたちが聞いている音楽(インダストリアル・メタル風)もちょっと興味が湧きました。
ポール・ヴァーホーヴェン/トリック [DVD] - ピーター・ブロック, ハイテ・ヤンセン, リッキー・コーレ, サリー・ハルムセン, カロリーン・スプーア, ロバート・デ・オーグ, ポール・ヴァーホーヴェン