ぶら~りネット探訪

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『第9回TOIRO寄席 三遊亭白鳥 独演会』を見に行った

さいたまスーパーアリーナの中のTOIROという施設で行われた『第9回TOIRO寄席 三遊亭白鳥 独演会』を見に行ってきました。 さいたまスーパーアリーナ行くのは初めてでした。人の数がけっこう多くて三遊亭白鳥は凄い人気なのかと思っていたら、その人だかりはさいたまスーパーアリーナTMネットワークのライブがあるためでした。TMネットワークには興味はありませんが、TMネットワークにはまだあれだけの集客力があるのに驚きました。小室哲哉はTMの再結成で借金返せるような気がします。 三遊亭白鳥の出囃子は『Get Wild』になるのかと思っていたら、普通に『白鳥の湖』で枕でもTMについては全く触れませんでした。 三遊亭白鳥独演会は前座もゲストもなく、白鳥が三席喋るという非常にシンプルな構成でした。一席目はアフリカ生まれの落語家が主人公の『ランゴランゴ』、二席目は『流れの豚次』の誕生の噺、三席目は女相撲をモチーフにした『鉄砲のお熊』という噺でした。三席とも新作落語です。 『ランゴランゴ』はビデオポッドキャストで見たことがあります。会社の創立記念パーティーに落語家を呼ぼうとしたけれど、予算が五千円しかなく、やってきたのがアフリカ生まれの落語家だったというお話です。アフリカ生まれの落語家は白鳥の弟子という設定で名前は三遊亭駝鳥。古典落語はできるのかと聞かれて、『芝浜』のパロディの『シマウマ』を演るところが笑えます。芝浜ではなくビクトリア湖のほとりでハシシを一服しているとシマウマ拾うという噺でした。落語家の真打披露に出でる弁当の値段と芸の腕は反比例という噺も相変わらず面白かったですね。二代林家三平の真打披露には二万円のなだ万の弁当が出たそうです。 実は6月のMt.RAINIER落語会で流れの豚次通し公演を見ています。正直、通し公演はちょっと見ていて疲れたので、流れの豚次と聞いてちょっとかまえてしまいましたが、三席の中の一席だと、普通に楽しめました。流れの豚次で全国の動物園から声がかかるようになり、流れの豚次は銭になるという枕が面白かったですね。 『鉄砲のお熊』は新作だけど舞台は江戸時代というちょっと変わった新作でした。熱海のとなりの村で育た女相撲の力士のお熊を中心に力士崩れのヤクザと歌舞伎の女形として成功した役者の三人の噺。子供の頃と大人になった三人の対比が非常に面白い構成になっていました。お熊は歌舞伎役者に結婚してくれ言われ、ヤクザは歌舞伎役者が子供の頃から好きだったという倒錯した三角関係も素敵でした。お熊がヤクザを投げるシーンで白鳥は座布団を抱えて投げていました。
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