ぶら~りネット探訪

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『アウトブレイク』を見た

豚インフルエンザがあっと言う間に「新型インフルエンザ」と呼び名が変わって、世界保健機関(WHO)が警戒レベルを「フェーズ5」に引き上げたり、舛添厚労大臣が朝7時から記者会見を開いたり、新型インフルエンザの感染が世界規模で広がりをみせている今日この頃ですが、私は『アウトブレイク』という映画を改めてDVDで見てみました。 この映画は1995年のアメリカ映画で、アフリカからの密輸されたサルから「モターバ熱」という病気がアメリカ西海岸の人口2000人ちょっとの小さな町に広がるという話です。「モターバ熱」のモデルは「エボラ出血熱」です。主演はダスティン・ホフマンモーガン・フリーマンケヴィン・スペイシー、監督はU・ボートやトロイのウォルフガング・ペーターゼン。 前半の「モターバ熱」の感染がどんどん広がっていくところは、なかなか緊迫感があって面白いのですが、「モターバ熱」の感染源を突き止めて行く過程があまりにもご都合主義な展開や安いサスペンスアクションがB級映画的な出来に繋がっています。B級的な部分にツッコミ所が味わい深いところとも言えます。 パンデミックが発生したシーダークリークという町がアメリカ陸軍によってあっと言う間に完全に閉鎖されてしまうシーンはこの映画の見どころだと思います。車で町から強行脱出しょうする住民に対してヘリコプターから実弾を撃つところは、妙にリアリティを感じます。ダスティン・ホフマンの元妻役のレネ・ルッソはCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の研究員という役どころです。CDCは新型インフルエンザのニュースではWHOの次に良く出てきます。 ダスティン・ホフマンモーガン・フリーマンの軍服姿もこの映画の見所ですね。この二人は軍人でしかも医者という役どころです。私はこの二人の軍服姿はこの映画で初めて見ました。ダスティン・ホフマンが軍人で医者というのはかなり違和感がありますが、ダスティン・ホフマンは「トッツィー」では女装してましたからね。 この映画に出てくる役者で一番強烈な印象なのは、ダスティン・ホフマンでもモーガン・フリーマンでもなく、ドナルド・マクリントック少将役のドナルド・サザーランドです。見るからに悪役という顔がたまりません。この映画ではパンデミックが発生したシーダークリークという町を気化爆弾でふっ飛ばすことを画策しています。ちなみにこのドナルド・サザーランドという人は『24 -TWENTY FOUR-』でお馴染みのキーファー・サザーランドのお父さんだそうです。 この手のウィルス感染パニック映画ではよくあることですが、この映画の「モターバ熱」は元々アメリカ軍が開発した生物兵器という設定になっています。ウィルス感染パニック映画としては小松左京原作の『復活の日』という映画もありましたね。最近では『感染列島』などもありました。『復活の日』がもう一回見てみたいですね。どうせなら『日本沈没』のようにリメイクというのもいいかもしれませんね。監督は潜水艦の映画も撮ったことがあるのでまた樋口真嗣でしょか。 アウトブレイク [DVD]
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