ぶら~りネット探訪

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楳図かずおさん勝訴、赤白の壁は問題なし

産経ニュースによりますと、「まことちゃん」などの作品で知られる漫画家の楳図かずおさん(72)が東京・吉祥寺に建設した外壁が赤白しま模様の自宅をめぐり、近隣住民2人が「周囲の景観を破壊する」として、楳図さんらを相手取り、外壁の撤去を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であったそうな。畠山稔裁判長は「地域に、壁の色彩についての法的規制などはなく違法とはいえない」などと請求を棄却したそうな。 産経ニュースには楳図かずおさんの家の画像が複数載っているのですが、不快な感じや景観を破壊するようデザインには私には思えません。裁判が終わって裁判所から出てきた楳図さんの画像も載っていて、珍しく楳図さんはスーツにネクタイという姿、そしてネクタイの柄は赤と白のボーダーです。楳図さんの笑顔もいいですね。 訴えた近隣住民の姿を以前、テレビで見たことがあるのですが、楳図さんの漫画に出てくるようなかなりエキセントリックな人たちだった記憶があります。景観の問題は人の感じ方の問題なので、簡単に白黒はっきりつけるのは難しいですね。少なくてもこの裁判では、訴えた側と楳図さんとは感じ方にははっきりした違いはあったのは確かですから。だからと言って、人の建てた家が不快だから、「取り壊せ」とか「損害賠償をしろ」というのもなんだか乱暴な話ですね。ひとつ疑問に思うのは、この人たちは楳図さんの家ではなかったら、あるいは有名人の家ではなかったら裁判を起こしたのでしょうか? 景観というか建物の話で、もうひとつ気になるニュースがありました。それは歌舞伎座の建て替えに関するものです。歌舞伎座の親会社の松竹が、都に建て替え計画案を提出したところ石原慎太郎都知事が「銭湯みたいで好きじゃない」「オペラ座のようにしたほうがいい」などと注文つけたというニュースです。私はなんで、歌舞伎座オペラ座のようにしなくてはならないのかが理解できません。東銀座の普通のオフィスビルの中に巨大な銭湯みたいな歌舞伎座があるのが面白いと思います。なんでも画一的に普通のビルにしてしまうのはつまらないし、どこへ行っても同じ風景というのも味気ないですね。