ぶら~りネット探訪

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ファンカデリックの「One Nation Under a Groove」を聞く

ファンカデリックの「One Nation Under a Groove」を改めて聞いてみました。 「One Nation Under a Groove」は1978年発表のアルバムでファンカデリックのアルバムの中では一番売れたアルバムとのことです。私は93年くらいにCDで再発されたときに初めて聞いたのですが「One Nation Under a Groove」の12インチバージョンが入っているビクターの日本盤を買ってみました。 「One Nation Under a Groove」を直訳すると「一つのグルーヴもとに一つの国」とでもいうのでしょうか?ちなみに歌詞カードの対訳には「一つのグルーヴに一つの民族」となっていました。歌詞カード読むまえは壮大な物語が歌われているかと思っていましたが、結構シンプルな歌詞で拍子抜けしました。ジャケットのイラストはなぜか硫黄島星条旗を立てる海兵隊の写真のパロディになっています。旗は星条旗ではなく「R&B」と書かれています。 ファンカデリックサウンドは歪んだギターが中心の「元祖ブラックロック」的な感じのサウンドを想像しがちですが、このころになると歪んだギターが前面に出てくる曲は少なくなってきてます。このアルバムでは「Groovallegiance」と「Who Says A Funk Band Can't Play Rock?!」、「Lunchmeataphobia (Think, It Ain't Illegal Yet!)」に昔の名残が感じられます。その代わりに「Promentalshitbackwashpsychosis Enema Squad (The Doo Doo Chasers)」や「Into You」のようなミディアムテンポのゆったりした曲が多くなっています。ギターはもちろん入っていて重要な役割をはたしてますが、以前の歪んだ「ロックギター」という感じではなくなっています。 全体的なアルバムの印象としてはファンカデリック独特のドロドロした感じはありません。ほとんどの曲が5分を超えるのですがしつこさも感じません。「Promentalshitbackwashpsychosis Enema Squad (The Doo Doo Chasers)」や「Into You」は非情に気持ちがよく、リラックスできます。最後に入っている「Maggot Brain」のLiveだけが取って付けた感じがしてやはり場違いな感じがします。 さて問題のボーナストラックの「One Nation Under a Groove」の12インチバージョンですが、これは困りますね。ただ時間を延ばしてヘンなギターを加えただけのもので、酷いですね。やはりボーナストラックに名作なしですな。 ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ+1(紙ジャケット仕様)
ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ+1(紙ジャケット仕様)