ぶら~りネット探訪

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Winnyの開発者に有罪判決

YOMIURI ONLINE関西発によりますと、「被告人を罰金150万円に処する」――。ファイル交換ソフトWinnyウィニー)」による著作権法違反ほう助事件で13日、元東京大学大学院助手金子勇被告(36)に有罪を言い渡したそうな。 判例全文があったのでリンクを貼っておきます。私は(弁護人の主張について)の④で力尽きました。 この読売の記事は関係各方面のコメント面白いですね。任天堂
ウィニーを開発、配布した行為の法的責任を判決で認めたことは、著作権を侵害されてきた私たちの立場からは歓迎できる。著作物が無断で使用される行為がなくなるよう、今後とも断固とした態度を取りたい」
とコメントしていますが、任天堂はかつてスペースインベーダーパチモノを作っていたことがあり、元社長の山内溥氏は「遊びにパテント無い」と発言したりしています。この山内溥氏はNHKの「電子立国」だったかで取り上げられていた記憶があるのでYouTubeなどで検索すると出てくるかもしれません。勝てば官軍ですな。 一方、2ちゃんの反応もこの記事では拾っており
「包丁を作った人も有罪か」「開発者が死すともソフトは死なず!」「悪いのは開発者じゃなくて利用者だろ」など、有罪判決を疑問視する意見が目立った。
と書かれています。包丁云々については2ちゃんの管理人のひろゆき日刊スポーツのインタビューでも同じようなことを言ってます。実際に2ちゃんでこの判決に関するスレッドを覗くと「包丁」よりも「車」、「自動車」を作っている会社も殺人幇助になるのではないかという書き込みも見られます。最近はあまり聞きませんが「練炭」や「七輪」の製造者も自殺幇助になるような気がしますね。 毎日新聞のこの判決を取り扱った記事では
「当面は利用者のモラル頼み」の実態が浮かび上がった。
と書いていて、結局、今日の判決がWinnyや他のP2Pツールによるファイル交換の抑止力になることを疑問視しています。 私は今回の判決というか、金子氏(47氏)の逮捕、起訴からの一連の流れというのは著作権者側と司法の面子を保つための茶番劇のようなきがします。金子氏(47氏)の逮捕から京都地裁の判決が下るまで金子氏(47氏)を逮捕した京都府警をはじめ多くの人々(警察や自衛隊、地方議員、セキュリティソフト会社の社員、その他色々)、がWinnyが利用していることがばれてしまって、そういったWinnyの使用者をを罰することしなかった(できなかった)状態で開発者を有罪にしても説得力に欠けますね。ダウンロードだけでは罪にならないとしたら、こういったツールの使用者は減らないし、ツールも作られ続けると思います。