ぶら~りネット探訪

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「おでんくん―あなたの夢はなんですかの巻」を読んだ

リリー・フランキーの「おでんくん―あなたの夢はなんですかの巻」を読んでみました。 リリー・フランキーと言えば最近では自伝の小説「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」が大ヒットして、ドラマ化されたり映画されたりして、すっかり時のひとのようですね。私は小説もドラマも見てません。 私は昔、「宝島30」という雑誌を読んでいたのですが、の「宝島30」コラムの中にリリー・フランキーがありました。(ウエイン町山こと町山智浩のコラムもありましたね)そのときのリリー・フランキーの印象は「バブルに乗り遅れたヘタウマなイラストレーター」といった感じで、「みうらじゅん」的な存在だけどちよっと「みうらじゅんよりも面白くない」くらいに思っていました。なので、ここ数年のブレイクぶりは私にとっては驚きでした。 「おでんくん」はNHK教育の「天才ビットくん」でやっているアニメを偶然見て知りました。NHK教育の壊れっぷりは「おじゃる丸」くらいから知っていましたが、「おでんくん」のアニメには正直驚きました。単純におでんの種をキャラクター化しただけではなく、その物語や設定のいい意味の滅茶苦茶さとベタなところに私は非常に惹かれました。本上まなみおでんくんの声をやっているにも驚きました。ちょっと子供やアニメ好きの人には向かない内容なのにけっこう続いているのにも驚きです。 そこで私は原作の絵本の「おでんくん―あなたの夢はなんですかの巻」を読んでみました。これがなんとも反則的な内容でいい意味で裏切られました。反則的な内容というのは悪口や批判ではありません。物語としては非常によく出来ていて、楽しめる部分とホロりとさせられる部分、そして色々と考えさせられる部分があります。問題と言ってはなんですがホロりとさせられる部分が私にとっては非常に切なく、リアルに感じられてしまうところがちよっと反則かなと思いました。私はこの絵本でますます「おでんくん」が好きになりました。 おでんくん―あなたの夢はなんですかの巻
おでんくん―あなたの夢はなんですかの巻